2025年に開催される大阪・関西万博。その魅力を最大限に楽しむための強い味方が、3つの公式アプリです。会場案内から言語サポート、決済まで、これらのアプリを使えば、シニアの方でも安心して万博を楽しむことができます。
この記事では、大阪・関西万博の3つの公式アプリ「EXPO 2025 Visitors」「EXPO 2025 デジタルウォレット」「EXPOホンヤク」の特徴と使い方を、シニアの方にも分かりやすく解説。万博を楽しむための必須アイテムとして、それぞれのアプリのメリットを詳しく紹介しています。
■この記事を書いた人:万博マニア・博覧会評論家

これまでに訪れた博覧会は、ドバイ、ミラノなど、国内・海外合わせて7つほど。今年の大阪関西万博では、事前予約を3回できる通期パスを購入済み、毎日会場へ通う予定でいる。しかし、事前予約抽選では、ほどんど当選しなかった運のない人間。
■監修・記事配信:おひとり様TV
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1.「EXPO 2025 Visitors」の使い方は?
このアプリは、大阪・関西万博を楽しむための総合的なガイドとなります。シニアの方々にとって、以下のような大きなメリットがあります。
詳細な会場マップ機能
自分の現在地が表示されるので、広い会場内でも迷子になる心配がありません。
パビリオン、レストラン、トイレなどの施設を簡単に探せるため、体力的な負担が軽減されます。
パビリオン情報の充実
各パビリオンの特徴、展示概要、営業時間、予約の要否などが一目で分かります。
ユニバーサルサービスの対応情報も確認できるので、安心して計画が立てられます。
イベント情報のリアルタイム更新
興味のあるイベントを簡単に検索でき、開演時間や場所も確認できます。
プッシュ通知機能で最新情報をリアルタイムで受け取れるため、見逃しの心配がありません。
グルメ&ショップ情報
レストランやショップの情報が充実しており、アレルギー対応メニューの有無なども確認できます。
支払い方法の情報も掲載予定なので、事前に準備ができて安心です。
サービス&サポート情報
困ったときの対応方法や、落とし物の情報などが簡単に確認できます。
緊急時には避難情報などがプッシュ通知で届くので、安全面でも安心です。
事前準備と当日の活用
会期前から情報が提供されるため、事前に計画を立てやすくなります。
当日も最新情報を確認しながら、効率的に万博を楽しむことができます。
バーチャル万博体験
ARやVRを活用したバーチャル万博の展開も予定されており、体力に不安がある方でも自宅から万博の雰囲気を楽しめます。
このアプリを使うことで、シニアの方々も安心して大阪・関西万博を楽しむことができます。事前にダウンロードして使い方に慣れておくと、より快適に過ごせるでしょう。万博当日は、このアプリを頼りに、世界中の文化や最新技術に触れる素晴らしい体験ができます。
★詳しくは公式ページをご覧ください「EXPO 2025 Visitors」
2.「EXPO 2025 デジタルウォレット」の使い方は?
このアプリは、大阪・関西万博での支払いやポイント管理、特別な体験を提供する多機能なデジタルツールです。シニアの方々にとって、以下のような大きなメリットがあります。
ミャクペ!(決済サービス)
現金を持ち歩く必要がなく、スマートフォンで簡単に支払いができます。
財布の中身を気にせず、安心して買い物を楽しめます。
Visaのタッチ決済に対応しているため、万博会場外の店舗でも利用可能です。
ミャクポ!(ポイントサービス)
万博関連の活動でポイントが貯まります。
貯まったポイントで、会場内の特別なツアーに参加できます。
2025年3月4日からは、大阪メトロの「Osaka Point」をミャクポ!に交換できるようになり、より便利になりました。
ミャクーン!(NFTコレクション)
デジタル技術を使った新しい体験ができます。
万博の思い出を特別なデジタルアイテムとして保存できます。
ミャクミャクリワードプログラム
利用状況に応じて特別な特典が得られます。
会場内の限定エリアに入れるなど、VIP待遇を受けられる可能性があります。
デジタルウォレットパーク
会場内の特別な施設で、最新技術を使った体験ができます。
インタラクティブなコンテンツを通じて、楽しみながらデジタル技術に触れられます。
事前利用のメリット
万博開催前から利用可能で、関連イベントに参加できます。
事前に使い方に慣れることで、万博当日もスムーズに利用できます。
安全性と利便性
現金を持ち歩く必要がないため、紛失や盗難のリスクが減ります。
スマートフォン1台で様々なサービスが利用できるので、荷物が少なくて済みます。
SDGs関連プログラムへの参加
ポイントを貯めることで、持続可能な社会づくりに貢献できます。
環境に配慮した行動を楽しみながら実践できます。
このアプリを使うことで、シニアの方々も最新のデジタル技術を楽しみながら、より便利で充実した万博体験ができます。事前にダウンロードして使い方に慣れておくと、さらに快適に過ごせるでしょう。
★詳しくは公式ページをご覧ください「EXPO 2025 デジタルウォレット」
3.「EXPOホンヤク」の使い方は?
EXPOホンヤクは、大阪・関西万博での多言語コミュニケーションをサポートする翻訳アプリです。シニアの方々にとって、以下のような大きなメリットがあります。
多言語対応
音声翻訳は13言語、テキスト翻訳は30言語に対応しています。
世界中からの来場者とコミュニケーションが取れるため、国際交流の機会が広がります。
専門用語対応
万博関連の専門用語約1,200語が登録されています。
展示や技術に関する難しい言葉でも、正確に翻訳されるので安心です。
音声認識とテキスト入力
話すのが苦手な方でも、テキスト入力で翻訳ができます。
聴覚に不安のある方も、テキストで会話内容を確認できます。
無料で利用可能
来場者はもちろん、パビリオンのスタッフも無料で使えます。
追加料金の心配なく、気軽に活用できます。
リアルタイム翻訳
会話をリアルタイムで翻訳するので、スムーズなコミュニケーションが可能です。
言葉の壁を感じることなく、外国の方との交流を楽しめます。
使いやすいインターフェース
シンプルで直感的な操作が可能なため、デジタル機器に不慣れな方でも簡単に使えます。
大きな文字表示や音声読み上げ機能により、視覚に不安のある方も利用しやすいです。
文化理解の促進
単なる言葉の翻訳だけでなく、文化的な背景も考慮した翻訳を提供します。
異文化への理解を深めながら、より豊かな交流体験ができます。
オフライン機能
インターネット接続がない場所でも基本的な翻訳機能が使えます。
通信環境を気にせず、会場のどこでも利用可能です。
「EXPOホンヤク」シニアのための安心ステップガイド (スマートフォン編)
お手持ちのスマートフォン一つで、万博会場で世界中の人とお話しできる、とても便利なアプリ「EXPOホンヤク™」。一緒に、ゆっくり、確実に使い方をマスターしましょう!
ステップ1:まずはじめに – 「EXPOホンヤク™」アプリをスマートフォンに入れましょう
このステップでは、翻訳アプリを使えるように準備します。
- アプリストアを開く:
スマートフォンの最初の画面(ホーム画面)にある、お店のようなマークのアイコンを指でポンと触って開きます。- iPhone(リンゴのマークのスマホ)なら、青い背景に白いAの字「App Store」
- Android(アンドロイド、多くのメーカーのスマホ)なら、カラフルな三角マーク「Google Play ストア」
- アプリを探す:
アプリストアが開いたら、画面の上の方にある検索の場所(虫眼鏡マーク🔍や文字を入れる白い枠)を触ります。
そこに、指で文字を入力します:「エキスポほんやく」または「万博 ほんやく」
入力したら、キーボード(文字盤)の「検索」や「実行」ボタンを押します。 - 正しいアプリを見つける:
検索結果にいくつかアプリが表示されるかもしれません。大阪・関西万博の公式ロゴマーク(虹色のような、特徴的なマークです)が付いている「EXPOホンヤク™」という名前のアプリを探しましょう。
注意: よく似た名前のアプリもあるかもしれないので、「大阪・関西万博 公式」といった文字があるか、しっかり確認してくださいね。 - アプリを入れる:
正しいアプリを見つけたら、「入手」や「インストール」、「無料」と書かれたボタンを指で押します。
パスワード入力や指紋での確認を求められることがあります。画面の案内に従って操作してください。
ポイント: アプリを入れるときは、通信量(ギガ)がたくさん必要になることがあります。会場内の無料Wi-Fiに接続してから行うと安心です。接続方法が分からなければ、近くのスタッフに聞いてみましょう。 - 準備完了の確認:
インストールが終わると、スマートフォンのホーム画面などに「EXPOホンヤク™」の新しいマーク(アイコン)が追加されます。これで準備は完了です!
ステップ2:アプリを開いてみましょう
準備ができたら、いよいよアプリを使ってみます。
- スマートフォンの画面に追加された、新しい「EXPOホンヤク™」のマーク(アイコン)を指でポンと触って、アプリを開きます。
- 初めて開くとき、「マイクを使っても良いですか?」「カメラを使っても良いですか?」と質問されることがあります。これは、声で翻訳したり、文字をカメラで読み取ったりするために必要なので、「はい」や「許可する」、「OK」を選んでくださいね。
ステップ3:翻訳する言葉を選びましょう
誰と話すかによって、翻訳する言葉を設定します。
- アプリの画面を見ると、「日本語」と、外国の言葉(例えば「英語」など)が矢印(⇔)などで繋がって表示されている部分があるはずです。
- まず、自分が話す言葉が「日本語」になっているか確認します。もし違う言葉になっていたら、「日本語」と書かれた部分を指で触って、リストから「日本語」を選び直しましょう。
- 次に、相手が話す言葉を選びます。「英語」や「中国語」、「韓国語」など、相手の言葉が表示されている部分を指で触って、話したい相手の言語をリストから選びます。
ステップ4:声で話して、翻訳してみましょう
一番よく使う、声で翻訳する機能です。
- 画面の中にあるマイクの絵(🎤)を探してください。
- そのマイクの絵(🎤)を指で押したまま、スマートフォンの下にある小さな穴(マイクです)に向かって、はっきりと、少しゆっくり話しかけます。
(アプリによっては、マイクの絵を一度ポンと押してから話し始め、話し終わったらもう一度押すタイプもあります。試してみてください。)
例:「こんにちは!」「このパビリオンはどこですか?」「一緒に写真を撮ってもらえますか?」 - 話し終わったら、マイクの絵から指を離すか、もう一度押して録音を止めます。
- ほんの少し待つと、画面に翻訳された相手の言葉が表示されます。同時に、スマートフォンから翻訳された音声が流れることもあります。
ステップ5:翻訳された言葉を、相手に見せたり聞かせたりしましょう
翻訳できたら、相手に伝えます。
- 画面を見せる: スマートフォンの画面に表示された翻訳結果を、そのまま相手によく見えるように差し出します。
- 音声を聞かせる: 翻訳された音声が流れたら、相手に聞こえるようにスマートフォンを少し近づけましょう。もしスピーカーの絵(🔊)があれば、そこを押すと、もう一度音声を聞かせることができます。
ステップ6:相手の話していることを、日本語で知りましょう
今度は、相手が話したことを日本語で理解します。
- まず、翻訳の方向を逆にします。ステップ3で設定した言葉の部分(例:「日本語⇔英語」)を触って、今度は相手の言葉から「日本語」へ翻訳されるように設定します。(例:「英語 → 日本語」のように、矢印の向きを変えるボタンがあるかもしれません)
- 相手に、スマートフォンのマイクの絵(🎤)を指差しながら、「ここを押して話してください」というように、優しく身振りで伝えます。
- 相手が話し終わると、あなたのスマートフォンの画面に、翻訳された日本語が表示されたり、音声で読み上げられたりします。これで相手の言っていることが分かりますね!
さらに便利に!こんな機能も(もしあれば)
- 文字で入力して翻訳: 騒がしい場所や、声が出しにくい時は、画面のキーボードの絵(⌨️)を探してみてください。そこを触ると、文字を入力して翻訳できます。
- カメラで写して翻訳: これはとっても便利! カメラの絵(📷)があれば、それを押して、外国語で書かれた会場の案内看板やレストランのメニューなどをスマートフォンのカメラで写してみてください。画面上で日本語に翻訳してくれる「魔法」のような機能です!
「あれ?」「困ったな」と思ったら…
操作に迷ったり、うまくいかないことがあっても、大丈夫!
- 頼れるスタッフを探しましょう: 会場入口近くにある「総合案内所」や、各建物(パビリオン)の案内係の方、「?」マークのベストを着ているボランティアスタッフさんなど、親切なスタッフがたくさんいます。「スマホの翻訳アプリの使い方が分からない」と気軽に声をかけてください。優しく教えてくれますよ。
- スマートフォンの充電が心配なとき: 会場内には、スマートフォンを充電できる場所(充電スポット)が用意されています。場所が分からなければ、これもスタッフに尋ねてみましょう。
もっと楽しむためのポイント
- はっきり、ゆっくり、短く: 翻訳してもらうときは、焦らず、一文ずつ区切って話すと、アプリも理解しやすくなります。
- 完璧じゃなくてもOK: 時には、思った通りに翻訳されないこともあるかもしれません。でも、伝えようという気持ちが一番大切です!簡単な言葉で言い換えたり、笑顔で、身振り手振りをたくさん交えたりすれば、きっと心は通じます。
このアプリを使うことで、シニアの方々も言葉の壁を気にすることなく、世界中の人々と交流を楽しむことができます。国際的なイベントである大阪・関西万博での体験がより深く、充実したものになるでしょう。
これら3つのアプリを組み合わせて使うことで、シニアの方々も大阪・関西万博を最大限に楽しむことができます。事前に各アプリをダウンロードし、使い方に慣れておくことをおすすめします。万博当日は、これらのアプリを活用して、世界中の文化や最新技術に触れる素晴らしい体験をお楽しみください。
★詳しくは公式ページをご覧ください「EXPOホンヤク」
まとめ
大阪・関西万博の3つの公式アプリは、シニアの方々にとっても使いやすく設計されています。「EXPO 2025 Visitors」で会場内を迷わず移動し、「EXPO 2025 デジタルウォレット」でスムーズに買い物を楽しみ、「EXPOホンヤク」で言葉の壁を越えて交流することができます。
これらのアプリを活用すれば、万博での体験がより豊かで思い出深いものになるでしょう。ぜひ、事前にダウンロードして使い方に慣れておくことをおすすめします。
この記事は、2025大阪万博公式ページに変更があれば随時更新しています。
出典・参考・引用:公益社団法人2025年日本国際博覧会協会HP