「自分はこれまで社会経験も豊富に積んできたし、世の中の裏表も分かっている。まさか自分が詐欺になんて引っかかるわけがない」
今、そのように自信を持っていらっしゃる方にこそ、ぜひ他人事だと思わずに、最後までじっくりと読んでいただきたい衝撃の実話があります。
被害に遭われたのは、法律の専門家であり、長年大学で教鞭を執ってきた香川大学名誉教授の高倉良一さん(事件当時70代)です。社会的な地位もあり、誰よりも法律に詳しく、知性にあふれているはずのトップクラスの知識人が、わずか5ヶ月の間に合計925万円という、老後のための極めて大切なお金を根こそぎ騙し取られてしまいました。
しかも被害はそれだけにとどまりません。高倉さんは最終的に、長年暮らした大切な自宅マンションを売却して現金を作り、さらに長年の信頼関係で結ばれていた大切な親友から350万円もの借金をしてまで、顔も見たことがない外国の詐欺師にお金を振り込み続けてしまったのです。
なぜ、これほどの知性を持った方が、銀行員や警察の必死の制止を振り切ってまで、泥沼の罠にはまってしまったのでしょうか?そこには、高齢期特有の「孤独」や「知的好奇心」、 Upper(過信)、そして人間の「優しさ」を巧みに利用した、恐るべき心理作戦(マインドコントロール)の罠が隠されていました。
💡 この記事を読むと、以下のことが分かります
- 香川大名誉教授・高倉良一氏が925万円を騙し取られた「事件の生々しい全貌」
- 恋愛感情ではなく「同志や妹」として近づく、シニアを狙った巧妙なマインドコントロールの手口
- 銀行員や警察の忠告すら耳に入らなくなる「自分は賢い」という過信の恐怖
- 偽の投資アプリや数字の改ざんなど、詐欺グループが使う悪魔的な3つのテクニック
- あなたと大切な家族の老後資産を100%守り抜くための「3つの具体的な防衛策」
- 「怪しい」と感じたときに今すぐ1人で繋がれる「公的な専門相談窓口(#9110や188)」の一覧
この記事では、高倉さんが騙されていく心の変化をステップごとに詳しく追いながら、私たちシニア世代が絶対に知っておくべき「国際ロマンス詐欺」の最新手口と、大切な財産を守るための具体的な防衛策を、どこよりも丁寧に分かりやすく解説します。あなた自身、そしてあなたの大切なご家族を守るための教科書として、ぜひお役立てください。
✒️ この記事を書いた人
佐藤 たかし(Webライター / 終活・シニアライフ専門家)
70代の独身の父を持つ40代ライター。父親がFacebookを始めたことを機に、高齢者を狙うSNS投資詐欺や国際ロマンス詐欺の恐怖を知る。「大切な家族の老後資産と笑顔を守る」をモットーに、専門用語を一切使わず、シニア本人やその家族が今日から実践できるリアルな防犯知識を丁寧に発信中。
記事監修・配信:おひとり様TV編集部
📲 コピペで使える!子供から親へのLINE送信文
お父さん(お母さん)、最近SNSで知らない人から連絡きたりしてない?
法律に詳しい元大学教授の人が、SNSで900万円も騙し取られちゃう詐欺に遭ったんだって。
「自分は大丈夫」と思う人ほど危ないみたいだから、心配になってこの記事送るね。
👇記事はこちら
[https://ohitoritv.com/romance-scam-senior/]
1. 国際ロマンス詐欺とは?なぜシニア世代が狙われるのか

まず、今全国のシニア世代の間で被害が急増し、深刻な社会問題になっている「国際ロマンス詐欺」について、その正体を正しく知りましょう。一昔前の「オレオレ詐欺」や「架空請求詐欺」とは、やり方もアプローチも全く違います。
① 恋愛感情だけではない!「深い信頼関係」を悪用する罠
「ロマンス詐欺」という名前がついているため、世間ではよく「70歳を過ぎて恋愛なんて関係ない」「若い女性に鼻の下を伸ばしたから騙されたのだろう」「自業自得だ」などと言われがちですが、それは大きな間違いであり、非常に危険な思い込みです。
この詐欺の本当の怖さは、単なる男女の恋愛感情だけでなく、「世界で一番の理解者」「人生や社会の志を共にする同志」「本当の家族のような温かい絆」を巧妙に偽装する点にあります。犯人は数週間、時には数ヶ月もの膨大な時間をかけて、毎日毎日あなたを気遣う優しい言葉を送り、精神的に完全に依存させます。「この人とは心が繋がっている」とあなたに確信させた後で、ようやく、そして極めて自然にお金の話を切り出すのが特徴です。
② なぜ犯人は「シニア世代」を執拗にターゲットにするのか?
詐欺グループ(その多くは海外に拠点を置く組織的な国際犯罪集団です)が、日本のシニア世代を熱心に狙うのには、明確な3つの理由があります。
- まとまった自由な資産がある:退職金や長年の預貯金、中には不動産など、若い世代よりも自由に動かせる大きなお金(資産)を保有しています。
- 日常生活に孤独を抱えやすい:定年退職を迎えて社会や会社とのつながりが減ったり、配偶者との離別や死別、子供たちの独立などにより、日常的に話し相手が少なく、心の奥底に寂しさを抱えている人が多いです。
- ネットやSNSの仕組みに不慣れ:普段からスマートフォンやパソコンを使いこなしているシニアであっても、ネットの向こう側にいる人物が「他人の写真を簡単に偽装できること」や「翻訳ソフトを使った組織的なサクラ集団であること」を肌感覚で見抜くのが難しいという背景があります。
このように、お金を持っていて、心が寂しく、ネットの裏側に疎いシニア世代は、国際詐欺集団にとって「最も効率よく大金を奪える格好の標的」になってしまっているのです。
2. 被害者・高倉良一氏の輝かしい「略歴」と専門分野

「騙されたのは、世間知らずな人だったのではないか?」という疑問を完全に打ち砕く、高倉良一さんのプロフィールをご紹介します。まさに法律の世界のトップを走り続けてきた大ベテランです。
👤 高倉 良一(たかくら りょういち)さん プロフィール
- 【肩書】 香川大学名誉教授(法学部)
- 【年齢】 事件当時 71歳
- 【専門分野】 憲法・国際人権法など
- 【実績】 法律を専門に50本以上の学術論文を執筆してきた「法のスペシャリスト」
このように、高倉さんは「法律の条文」や「社会のルール」、そして「人間の犯罪の手口」について、誰よりも熟知し研究してきたプロ中のプロでした。
そんな「法の番人」とも言える名誉教授が、なぜSNSの向こう側の見知らぬ人物に心を奪われてしまったのか。その恐るべき心理変化の全貌(ぜんぼう)に迫ります。
3. 【心理分析】高倉良一氏の事件の全貌と「心の変化」

では、高倉さんがどのようなステップで騙されていったのか、その生々しい心の動き(心理状況の変化)を見ていきましょう。自分自身の今の生活や、これまでの人生に置き換えながら、一文字ずつじっくりと読んでみてください。
【ステップ1】退職後の孤独と「知的好奇心」の隙間
高倉さんは長年、大学教授として教鞭を執り、学生や研究者たちと毎日のように難しい議論を交わす、知的で充実した日々を送っていました。周囲からも尊敬され、社会的な責任を果たす毎日は大変に輝かしいものでした。しかし、定年退職を迎えると生活は一変します。独身だったこともあり、自宅で一人で過ごす時間が急激に増え、社会から取り残されたような深い「孤独感」を覚えるようになりました。
そんなある日、高倉さんは自分のFacebook(フェイスブック)に、「自宅にある大量の本を整理(断捨離)している」という日常の何気ない投稿をしました。この投稿に目をつけたのが、詐欺師でした。
投稿の直後、中国在住の37歳のシングルマザー「愛子(アイコ)」と名乗る、若くて美しい女性のアカウントから、非常に丁寧な日本語でメッセージが届いたのです。高倉さんは「若い女性から連絡が来た」という下心からではなく、「自分の本の話や、知的な話題に興味を持ってくれた」という知的好奇心から、つい返信をしてしまいました。この日常のささやかなボタンの掛け違いが、全ての悲劇の始まりでした。
【ステップ2】恋愛を超えた「志を同じくする同志」への変化
メッセージのやり取りが本格的に始まると、相手から送られてくる内容は、よくあるお色気系のメッセージや、甘えたおねだりといった軽薄なものではありませんでした。驚くべきことに、「世界平和」や「人権問題」、「これからの国際社会はどうあるべきか」といった、非常に高尚で真面目な長文のメッセージが毎日届いたのです。
法学者として生きてきた高倉さんにとって、これほど深いテーマで対等に語り合える相手は、退職後の退屈な日常において、この上なく魅力的な存在に映りました。高倉さんの心は、以下のように変化していきます。
「この女性は、若いのに本当に素晴らしい考え方を持っている。ただの世間話ではなく、私と同じ高い志を持つ『同志』だ。彼女なら私の長年の研究や知識を本当に理解してくれる」
知性があり、これまでの人生に高いプライドを持っている人ほど、「自分の知識や思想を深く理解し、肯定してくれる相手」に対して、一気に心の防壁を下げてしまうという盲点があります。高倉さんは相手を100%本物の人間だと信じ込み、毎日のメッセージ交換が生きがいに変わっていきました。
【ステップ3】「兄さん」と呼ばれる疑似家族の安心感
やり取りが始まってしばらくすると、相手の女性は自分のプライベートな深い悩みを打ち明けるようになります。「過去の恋愛でひどく傷つけられた」「シングルマザーとして子供を育てるのが大変で、心が折れそうだ」といった、自分の弱みを見せる作戦です。
人間には、相手から秘密や弱みを打ち明けられると、自分も相手を信頼し、守ってあげたいという心理(自己開示の返報性)が強く働きます。高倉さんが親身になって相談に乗ると、相手は高倉さんを親愛の情を込めて「兄さん(にいさん)」と呼び始めました。
ここに、単なる男女の恋愛アプローチを超えた、「頼れる優しい兄と、守ってあげたい健気な妹」という強力な疑似家族の関係が完成します。高倉さんにとって、相手はただのメル友ではなく、「人生をかけて守るべき大切な身内」という位置づけに変わってしまいました。この時点で、高倉さんの心理的な主導権は、完全に詐欺師に握られていたのです。
【ステップ4】「自分は賢い」という過信が招いた、完璧な洗脳状態
関係が始まって11日目、ついに詐欺師が本性を現します。しかし、決して強引なおねだりではありません。「兄さん、私たちの将来のために、私がやっている暗号資産(仮想通貨)の投資を少しだけ試してみない?私が教えるから絶対に安全だよ」と、二人の未来を想う形で優しく持ちかけてきたのです。
高倉さんは、最初の投資額として「5万円」を振り込みました。法学者として「もし騙されていても、5万円なら勉強代として諦めがつく」という計算があったからです。しかし、これこそが詐欺師の計算通りでした。振り込み後、詐欺師から指定されたスマートフォン用の「投資アプリ」を開くと、画面上の5万円が、数日で何倍にも増えている表示が出ました。「本当に儲かった!」と感動した高倉さんは、完全に警戒を解き、どんどん投資額を増やしていきます。
ある日、多額の現金を海外口座に振り込もうとした高倉さんに対し、銀行の窓口担当者が「高倉さん、これは国際ロマンス詐欺の可能性が非常に高いです。一度思いとどまってください!」と、必死に説得を行いました。警察官まで呼ばれる事態になりましたが、高倉さんの心はすでに崩壊していました。
この時の高倉さんの心理は、以下のような恐ろしい「過信」と「洗脳」に支配されていました。
「私は大学で法律を教えてきた名誉教授だ。物事の善悪や真偽を見抜く力は、一般の銀行員や若い警察官なんかよりも、私の方がはるかに優れている。私が信じた『妹(愛子)』が詐欺師であるはずがない。周りの人間は、私の投資の成功を妬んでいるか、ネットの古い噂に惑わされているだけだ」
知性や社会的地位が仇となり、「自分が騙されるはずがない」という強固なプライドが、周囲の客観的な忠告をすべて「敵の雑音」として排除してしまったのです。こうして、誰の言葉も届かない完璧な洗脳状態のまま、マンション売却、友人からの借金へと突き進んでしまいました。
4. 詐欺師が使う「3つの悪魔的なテクニック」

高倉名誉教授をここまで盲目的に追い詰めた詐欺師の手口は、心理学の法則を巧みに利用したものです。彼らがシニアをハメるために使う、代表的な3つのテクニックを知っておきましょう。
テクニック①:フット・イン・ザ・ドア(小さな要求から始める)
最初から「300万円振り込んでください」と言われたら、どれほど信頼していても誰でも警戒します。そのため、犯人はまず「5万円だけ試してみて、いつでも引き出せるから」と、断りにくい小さな要求からスタートします。
人間は、一度相手の要求を受け入れて行動を起こしてしまうと、その後の大きな要求(100万円、200万円)にも心理的に断りにくくなる性質があります。これを心理学で「フット・イン・ザ・ドア」と呼びます。最初の5万円を振り込ませた時点で、詐欺師の勝ち戦(いくさ)は始まっているのです。
テクニック②:偽の投資画面(数字の改ざん)
高倉さんが騙された最大の原因の一つが、詐欺師が用意した「偽物の投資アプリ(ウェブサイト)」です。画面には本物の為替チャート(値動きのグラフ)や、高倉さん自身の名前、そして「現在の資産:5,000万円」といった、本物そっくりの偽データが表示されていました。
しかし、これは完全に詐欺師が裏側で数字を自由に書き換えているだけの「ただの絵」です。実際のお金は、投資市場には1円も流れておらず、振り込んだ瞬間に詐欺師のポケットに入っています。シニア世代は「スマホの画面に映っている公式っぽい数字やグラフ」を本物だと信じてしまいがちですが、ネットの世界では画面の数字などいくらでも偽造できることを知っておいてください。
テクニック③:サンクコスト効果(もったいない精神の悪用)
投資額が数百万円に達した頃、高倉さんが「一度、利益が出たお金を手元に引き出したい」と相手に伝えます。すると、詐欺師は急に深刻な顔をしてこう言います。「兄さん、大変。国際銀行から、マネーロンダリングの疑いをかけられた。お金を引き出すためには、保証金としてあと200万円をすぐに振り込まないといけない。振り込まないと、今まで投資したお金がすべて没収されて消えてしまう!」
ここで普通なら「おかしい」と気づくべきですが、すでに数百万円を支払っている高倉さんは、「ここでやめたら、今まで支払った大金がすべて無駄になってしまう。あと200万円払えば、全部戻ってくるんだから、払うしかない」という心理に追い込まれます。これを「サンクコスト(埋没費用)効果」と言い、損をしたくないという執着心が、被害をさらに巨大化させる泥沼の罠となります。
5. あなたは大丈夫?国際ロマンス詐欺の「危険信号」チェックリスト

SNSやメールを使っていて、少しでも以下に当てはまるやり取りがあれば、相手がどれほど素晴らしい人間に見えても100%国際ロマンス詐欺です。今すぐ連絡を断ち切ってください。
| チェック項目 | 危険度 |
|---|---|
| FacebookやLINEで、見知らぬ外国人や海外在住の日本人から突然メッセージが来た。 | 注意 |
| 相手の写真が、モデルや美男美女、または軍人、医師、経営者など非常に華やかである。 | 警戒 |
| まだ会ったこともないのに、毎日「おはよう」「おやすみ」の挨拶や、愛の言葉、「兄さん」「姉さん」といった親密な言葉が届く。 | 警戒 |
| 「二人の将来のため」「子供の養育費のため」と言って、暗号資産(仮想通貨)や金(ゴールド)の投資、FXを勧めてくる。 | 即アウト |
| 指定されたURLから、特定のアプリをダウンロードさせられたり、海外や国内の個人名義の口座に現金を振り込むよう指示される。 | 即アウト |
※特に「個人名義の口座にお金を振り込ませる」のは、普通の投資会社や証券会社では100%あり得ません。日本の銀行の窓口やATMで、聞いたこともない個人名(外国人名など)宛てに送金させようとするのは、すべて詐欺グループが買い取った使い捨ての口座です。
6. シニア世代が自分を守るための「鉄則」と心得

高倉名誉教授の痛ましい事件を教訓に、私たちが今日から心に刻むべき防衛の鉄則を3つにまとめました。どれほど相手を信じたくても、この鉄則だけは絶対に曲げないでください。
鉄則①:ネットの世界の「顔が見えない相手」は100%疑う
どれほどビデオ通話で顔を見たと思っても(それすらも最近は人工知能の技術で他人の顔をリアルタイムに合成する『ディープフェイク』という偽造が可能です)、実際に日本国内で直接会い、握手をし、身分証明書を確認するまでは、ネットの向こうの相手は「全員、海外の犯罪組織の男かもしれない」と思ってください。ネット上の突然の親切や優しさは、あなたのお金を合法的に奪い取るための『仕込み』に過ぎません。
鉄則②:「お金」「投資」の話が出た瞬間に、人間関係を即リセットする
それまでどんなに深い話をしていようが、どれほど家族のように信頼していようが、相手の口から「投資」「お金」「暗号資産」「手数料」「保証金」という言葉が1語でも出た瞬間に、無言でブロック(連絡拒否)してください。お別れの挨拶すら不要です。挨拶をすると、相手はまたプロの言葉巧みな技術であなたを引き止め、罪悪感を植え付けてきます。未練を持たずにバッサリと縁を切ることが、唯一の生還ルートです。
鉄則③:周りの「おかしい」という言葉に、絶対に意地を張らない
銀行員から「詐欺ではないですか?」と言われたり、家族や友人から「その人、怪しいよ」と言われた時は、あなたのプライドを完全に捨ててください。騙されている当事者は、脳内から興奮物質が出ていて、正常な判断が狂っています。周りの第三者の方が、あなたよりも100倍冷静に事実を見ています。「周りが止めるということは、自分が狂っている証拠だ」と素真に認め、すぐに深呼吸をして立ち止まりましょう。
7. 恥を忍んで事実を告白した高倉氏の「ニュース動画(本人説明あり)」と「著書」

高倉良一さんは事件後、全財産を失い、親友からの信頼も裏切ってしまったという絶望の中で、一時は自ら命を絶つことまで考えたそうです。しかし、「法律のプロである自分が騙された手口をすべて明かすことこそが、これ以上の被害者を生まないための社会への恩返しになる」と決意し、メディアへの出演や本の出版を始められました。
📺 高倉良一さんが実名出演したニュース番組(YouTube)
『名誉教授がロマンス詐欺被害に 900万円以上だまし取られる マンションも売却【グッド!モーニング】』
高倉さんご本人がテレビカメラの前で、「自分は賢いと思って、自分の能力に対する過信を逆に見事につかれた」と生々しい被害の裏側を赤裸々に語っています。文字だけでは伝わらないマインドコントロールのリアルな恐怖が分かります。
※YouTubeアプリやブラウザが開き、テレビ朝日の公式ニュース動画(約4分)が再生されます。本人出演あり。
もし、動画やこの記事を読んで「もっと詳しく手口を知りたい」「家族に読ませてじっくり警戒させたい」と思われた方は、ぜひ高倉さんの著書も実際に手に取って読んでみてください。元大学教授ならではの冷静な自己分析で、騙される人間の心理がこれでもかとリアルに描かれており、シニア世代にとって最高の防犯の教科書になります。
▼ 高倉良一氏の著書(Amazonリンク)
『70歳の法学者が、なぜロマンス詐欺に騙されたのか』高倉 良一(著)
法律の専門家としてのプライドがどのように崩壊し、巧妙なマインドコントロールに囚われていったのかが克明に記録されています。シニア世代だけでなく、そのご家族のバイブルとしてもおすすめです。
8. 「怪しい」と思ったらすぐココへ!具体的な相談窓口一覧

「もしかして、今やり取りしている相手は詐欺かもしれない…」「すでに少しお金を振り込んでしまった…」と、不安になった方は、一人で悩んだり、相手に「本当に詐欺じゃないよね?」と確認したりしてはいけません。すぐに以下の公的な専門窓口に相談してください。
① 警察の相談専用電話:「#9110」
- どんな窓口?:事件や事故になる前の、ストーカーや詐欺などの不安やトラブルを相談できる警察の総合窓口です。
- かけ方:スマートフォンや固定電話から、局番なしで「#9110」とダイヤルしてください。お住まいの都道府県の警察本部の相談窓口に直結します。
- 受付時間:平日の午前8時30分~午後5時15分(各都道府県によって多少前後します。夜間・休日は当直対応になる場合があります)。
② 消費者ホットライン:「188(いやや)」
- どんな窓口?:悪質な商法や詐欺的な投資トラブルなど、消費生活に関するあらゆる悩みを専門の相談員に相談できます。
- かけ方:局番なしで「188」(いやや!と覚えてください)に電話すると、あなたのお近くの消費生活センターを自動で案内してくれます。
- 受付時間:窓口によって異なりますが、土日祝日も国民生活センターのバックアップ窓口に繋がることが多いため、週末の不安な時にも心強い味方です。
③ 国際ロマンス詐欺・投資詐欺の専門弁護士
もし、すでに数百万〜数千万円単位のお金を振り込んでしまっている場合、警察や消費者センターだけでは「失ったお金を取りまとめて口座を凍結する」ための具体的な法的手続きが遅れてしまうことがあります。被害に気づいたら一刻も早く、「国際ロマンス詐欺・SNS投資詐欺の返金実績が豊富にある弁護士事務所」の無料相談に連絡することをおすすめします。時間が経てば経つほど、犯人が口座からお金を出金させてしまい、回収が不可能になります。
8. まとめ:騙されるのは愚かだからではない。「優しさ」を利用されただけ

最後に、この記事を読んでくださっているあなたへ強くお伝えしたいメッセージがあります。
国際ロマンス詐欺の被害に遭った方々を、「騙されるなんてバカだ」「欲をかくからだ」と責める風潮が一部にありますが、それは完全に間違っています。高倉名誉教授の例を見ても明らかなように、騙された方々は、相手の悩みに真剣に耳を傾け、世界平和を願い、大切な家族(妹)のために力を貸しようとした、人一倍「真面目で、優しく、知性に溢れた人々」なのです。
犯人たちは、人間の最も美しい美徳である「優しさ」や「信頼」を、泥足で踏みにじる悪魔のような犯罪集団です。悪いのは100%詐欺師です。
だからこそ、「自分は大丈夫」という油断を捨て、少しでも不審な連絡があれば、この記事で紹介した窓口や、大切なご家族に「実はこんな連絡が来ていてね…」と、恥ずかしがらずに話してみてください。あなたのその一歩の勇気が、あなたの人生と、一生をかけて築いてきた大切な財産を守る最大の盾になります。


