乾燥性皮膚炎に効果が期待できる温泉の種類は?学術論文から温泉ソムリエが3つ紹介!

乾燥性皮膚炎に効果が期待できる温泉の種類 おひとり様ブログ
乾燥性皮膚炎に効果が期待できる温泉の種類

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『乾燥性皮膚炎で痒くてしかたない。』

『なかなかステロイド剤や保湿クリームで治らない。』

『天然の温泉で治したい。』

など。。。

お悩みの方も多いと思います。

そこでこの記事では、乾燥性皮膚炎の改善に効果が期待できる温泉の種類を研究者によって書かれた、独創的な研究成果を論理的にまとめた学術論文から抜粋して3つの天然温泉をご紹介していきます。

この記事を書いた人:温泉ソムリエとして日本全国の天然かけ流し温泉を巡る旅をしている。最近、乾燥性皮膚炎になり皮膚科医専門医と相談しながら改善方法を探している。

記事配信:おひとり様TV

 

乾燥性皮膚炎に効果が期待できる温泉の種類は?

疑問をもつ女性の画像

 

一口に温泉と言っても10種類もあります。従来の規定では、含有成分によって「塩化物泉」や「炭酸水素塩泉」「硫酸塩泉」「二酸化炭素泉」「含鉄泉」「酸性泉」「含よう素泉」「硫黄泉」「放射能泉」の9種類に分類されていましたが、先の基準の改訂で「単純温泉」が掲示用泉質に加わりました。

その中から乾燥性皮膚炎に効果が期待できる温泉を学術論文から抜粋して3種類の天然温泉をご紹介します。※アトピー性皮膚炎に効果がある天然温泉とは違います。

学術論文とは、研究者によって書かれた、独創的な研究成果を論理的にまとめた文書のことです。学術論文には、それまでに知られていなかった新しい事実や理論が記されています。 研究内容が論理的に組み立てられ、客観的なデータに基づいています。 序論、方法、結果、考察、結論など、一定の形式で記述され 信頼性を担保するために、他の専門家による査読を経て掲載されます。 学術誌や学会誌に掲載されることで、広く公開されます。

 

天然温泉

 

★乾燥性皮膚炎に効果が期待できる温泉の種類については、以下の通りです。

 

1.塩化物泉

塩化物泉は保湿効果が高く、皮膚の乾燥を防ぐことができます。これにより、乾燥性皮膚炎の症状を和らげることが期待されます。

 

2.炭酸水素塩泉

炭酸水素塩泉は皮膚のpHバランスを整え、保湿効果を高める働きがあります。これにより、乾燥性皮膚炎の炎症やかゆみを軽減する効果があります。

 

3.硫黄泉

硫黄泉は抗炎症作用があり、乾燥した皮膚の炎症を抑える効果があります。これにより、乾燥性皮膚炎の症状を和らげることができます。

 

結論

塩化物泉、炭酸水素塩泉、および硫黄泉は、乾燥性皮膚炎の症状緩和に効果が期待できる温泉として有効です。これらの温泉を利用することで、皮膚の保湿と炎症の抑制が期待されます。

 

乾燥性皮膚炎に一番効果が高い温泉は?

乾燥性皮膚炎に一番効果が高い温泉

乾燥性皮膚炎に一番効果が高い温泉は、塩化物泉です。

その理由は3つあります。

 

1.保湿効果

塩化物泉は塩分を多く含んでおり、皮膚の表面に薄い膜を作ることで水分の蒸発を防ぎ、保湿効果を高めます。このため、乾燥性皮膚炎の改善に非常に効果的です。

 

2.血行促進

塩化物泉に入浴することで血行が促進され、皮膚の新陳代謝が活発になります。これにより、皮膚の再生が促され、乾燥やかゆみの改善が期待できます。

 

3.殺菌作用

塩化物泉には微生物を抑える作用もあり、皮膚の健康を保つために有効です。乾燥性皮膚炎の症状を悪化させる細菌の増殖を防ぐことができます。

 

これらの特性により、塩化物泉は乾燥性皮膚炎に最も効果が高い温泉とされています。適切な頻度で入浴し、効果を最大限に引き出すことが大切です。

 

乾燥性皮膚炎に効果が期待できる塩化物泉、炭酸水素塩泉、硫黄泉の3つの温泉の入り方は?

3つの温泉の入り方は

1.塩化物泉の入り方

準備

入浴前にしっかりとシャワーを浴びて、体を清潔にします。
入浴前に適度な水分補給を行いましょう。

入浴方法

最初の10分間はゆっくりと体を温めるために肩まで浸かります。
その後、湯温が高めの場合は5分から10分の間隔で休憩を挟みながら入浴を続けます。
全体の入浴時間は20分から30分が目安です。

注意点

入浴後はすぐに体を冷やさないようにしましょう。
保湿クリームを塗布し、皮膚の乾燥を防ぎます。

 

2.炭酸水素塩泉の入り方

準備

入浴前に軽くストレッチを行い、体をリラックスさせます。
水分補給をしっかり行います。

入浴方法

ぬるめの温度(38〜40度)で、15分から20分程度ゆっくりと入浴します。
入浴中はリラックスして、体をしっかり温めます。
炭酸ガスの効果を高めるために、体を動かさず静かに浸かるのが理想です。

注意点

入浴後はしっかりと水分補給を行いましょう。
皮膚が敏感な方は、入浴後に肌の様子を確認し、異常があれば医師に相談します。

 

3.硫黄泉の入り方

準備

入浴前に体を洗い、皮膚の汚れを落とします。
事前に水分補給を行います。

入浴方法

温度が高めの硫黄泉に入る場合、最初の5分間は足湯から始めて体を慣らします。
その後、全身を浸けて10分程度入浴します。
入浴時間は合計で20分から30分が理想ですが、体調に応じて調整します。

注意点

硫黄泉は強いので、入浴後は必ずシャワーで体を洗い流しましょう。
硫黄の臭いが気になる場合は、石鹸で洗い流すと良いです。
入浴後は保湿クリームを塗布し、乾燥を防ぎます。

これらの方法を実践し、適切な入浴を楽しんでください。温泉はリラックス効果も高いので、心身ともにリフレッシュしましょう!

 

■参考

温泉ソムリエ協会