シニア初心者におすすめ株式投資本はこれ!相場師朗『株チャート最強の先読み投資』を徹底解説

シニア初心者におすすめ株式投資本!相場師朗『株チャート最強の先読み投資』を徹底解説 株式投資

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「好決算なのに株価が下がった」「買い時を逃した」「利益が出ていたのに売り時がわからなかった」――株式投資で、こんな経験はありませんか?

株式投資で利益を狙うには、「どの銘柄を買うか」だけでなく、「いつ買い、いつ売るか」が重要です。

そこで今回は、株式トレーダー・相場師朗氏の著書『株チャート最強の先読み投資』を徹底解説します。

5日移動平均線を使った「下半身」「逆下半身」、上昇の勢いを読む「くちばし」、押し目を見極める「ものわかれ」、さらに「9の法則」や建玉操作まで、初心者にもわかりやすく図解を交えて紹介します。

本記事では、出版社の公式情報と相場流の解説を参考に、チャートから上昇の初動を見つけ、危険な下落を避けるための実践的な判断方法を詳しく解説します。

📗 この本に注目した理由・感想

私が特に魅力を感じたのは、「株価を当てること」よりも「値動きの変化に対応すること」を重視する考え方です。感覚任せの売買から卒業し、買い時・売り時を自分で判断する技術を学びたい方に、ぜひチェックしてほしい一冊です。

相場師朗『株チャート最強の先読み投資』徹底解説

移動平均線・ローソク足・9の法則・下半身・ものわかれ・くちばし・建玉操作まで、実戦で使うための詳細ガイド

📘 株チャート最強の先読み投資

著者:相場師朗

発行:バトン社

発売:フォレスト出版

発売日:2025年9月20日

ISBN:9784866808567

本書の中心にあるのは、企業業績や経済ニュースから株価を予想するのではなく、株価の動きそのものを観察し、上昇・下落の初動や転換点を判断するという考え方です。

出版社の公式説明では、特に「5日移動平均線」「移動平均線の交差・収束・発散」「100日移動平均線付近の攻防」「下半身・逆下半身」が重要な技術として紹介されています。

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この記事を書いた人:ネオ(NEO) / AI市場アナリスト・AIクリエイター

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国内外のテック企業の動向を追うAI市場アナリスト・証券アナリスト・消費生活アドバイザー。当ブログでは「AIのデータ」に「人間の徹底的な裏取り(ファクトチェック)」を掛け合わせ表面的なニュースに惑わされない、誠実で本質的な「1次情報」を初心者・シニアの方へお届けします。
※客観性と正確性を重視し、厳格な実践データに基づく発信を行っています。

■記事監修・配信:おひとり様TV編集部

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【免責事項】

本記事は、株式市場の仕組みや一般的な取引傾向、ならびに特定の移動平均線データを基にしたテクニカル分析の解説・紹介を目的としたものであり、特定の投資商品・銘柄の売買を勧誘・推奨するものではありません。実際の株式投資や資産運用には元本割れのリスクを伴います。投資に関する最終決定は、ご自身の判断と責任において行っていただきますようお願い申し上げます。本情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当ブログおよび運営者は一切の責任を負いかねます。

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1.本書の核心:なぜファンダメンタルズを見ず、チャートだけで売買するのか

疑問の画像

1-1.株価を決めるのは投資家の売買行動

例えば、ある半導体企業が好決算を発表したとします。

普通の投資家は、好決算だから株価が上がるだろうと考えます。しかし実際には、決算発表直後から株価が大きく下がることもあります。

その理由には、業績がすでに株価に織り込まれていたこと、予想ほど良くなかったこと、利益確定売りが集中したことなどがあります。

相場流では、こうしたニュースの解釈よりも、実際に株価が上がり始めたのか、下がり始めたのかを重視します。

これは、将来の好業績を当てることと、株価の値上がりを利益に変えることは別の技術だからです。

1-2.チャートは市場参加者の行動の結果

ローソク足には、一定期間の始値・高値・安値・終値が記録されています。

移動平均線には、一定期間の平均的な取引価格の推移が表れます。

これらを組み合わせることで、次のような市場の状態を観察できます。

  • 買い手が優勢になり始めたか
  • 売り手の勢いが弱まっているか
  • 上昇トレンドが継続しているか
  • 一時的な調整か、本格的な下落への転換か
  • 高値圏で買い手の勢いが衰えているか

ただし、チャートから大口投資家の正確な売買主体や将来の株価を特定できるわけではありません。

チャートに現れるのは過去から現在までの価格変化であり、将来の値動きは確率的な判断になります。

1-3.最大の特徴は「予想が外れたら判断を変える」こと

相場流の考え方を実戦向けに整理すると、次のようになります。

上昇シナリオ

上昇の初動を確認 → 小さく買う → トレンドが続けば保有・追加を検討

下落シナリオ

下落への転換を確認 → 買いを控える → 保有株があれば縮小・撤退を判断

想定外の値動き

予想に固執せず、事前に決めた条件で建玉を調整する

「当て続けること」よりも、「状況の変化に対応すること」を重視する。 これが本書を実戦に取り入れるうえで最も重要な考え方です。

なお、本書の出版社は年間500万円の利益を目指すという目標を掲げていますが、これは達成が保証された収益ではありません。

フォレスト出版

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2.相場流・チャートの基本設定

ポイント画像

2-1.移動平均線は何日を使うのか?

ここは非常に重要です。

相場流の移動平均線には、年代や解説教材によって複数の設定があります。

本書の出版社が明示しているのは、特に5日移動平均線と、オレンジ色の100日移動平均線です。

一方、相場師朗氏の監修サイトでは、初心者向けに5日・20日・60日の3本を使う方法、さらに5日・10日・20日・50日・100日の5本でトレンドを判定する方法も紹介されています。

株式会社バトン社のプレスリリース+2

以下は相場流全般で確認できた設定と、それぞれの実戦上の役割です。すべてが本書で指定された組み合わせという意味ではありません。

↔ この表はスマートフォンでは左右にスクロールしてご覧ください。
移動平均線 主な役割 実戦で見るポイント
5日線 超短期の方向 買い・売りの初動、下半身、逆下半身
10日線 短期トレンド 5日線の動きを補完、短期的な押し目
20日線 約1か月の方向 5日線とのくちばし・ものわかれ
30日線 中期の補助 約1か月半の平均価格との位置関係
50日線 中期トレンド 短期線の動きが中期の方向と一致するか
60日線 約3か月の方向 大きな上昇・下落トレンド
100日線 長期的な節目 長期線付近での反発・上抜け・下抜け
300日線 超長期の方向 長期的な上昇・下落環境

相場流には3日・5日・7日・10日・20日・30日・60日・100日・300日という9本を使った解説例もあります。ただし、これも本書の指定設定と同一とは断定できません。

一生使える株式投資術の実践的考察

2-2.最初は5日・20日・60日を中心にする

移動平均線を3本に絞った基本形5日・20日・60日の移動平均線

5日・20日・60日移動平均線(上昇局面)

5日・20日・60日移動平均線(上昇局面)

概念図。3本とも上向きで、上から5日・20日・60日の順に並ぶ上昇局面。実際の株価データではありません。

この3本から何が読み取れるのでしょうか。

5日線が上向き

直近の平均株価が上昇していることを意味します。ただし、数日間の反発だけでも上向きになるため、これだけでは上昇トレンド確定とは判断できません。

20日線も上向き

短期の反発だけではなく、約1か月単位でも株価が上昇傾向にある状態です。5日線と20日線がともに上向きなら、短期と中期の方向が一致しています。

60日線も上向き

約3か月単位での上昇傾向が確認できます。5日・20日・60日が上向きに並んだ状態では、一時的な下落が押し目になる可能性を考えます。

2-3.移動平均線で最も重要なのは「位置・順番・傾き」

線が何本あるかより、次の3点を読むことが重要です。

  1. 位置:ローソク足は移動平均線の上か下か
  2. 順番:短期線が長期線より上にあるか
  3. 傾き:各移動平均線は上向きか、横ばいか、下向きか

例えば、5日線が20日線を上抜けても、20日線と60日線が大きく下向きなら、長い下落の途中における一時的な反発かもしれません。

逆に、5日線・20日線・60日線がすべて上向きであれば、短期的な値下がりを見ても、すぐに大きなトレンドが終了したとは判断しません。

2-4.100日移動平均線「オレンジ際の戦い」

本書の出版社が特に取り上げている技術です。

100日線は、比較的長い期間にわたる平均価格を表します。

株価がその線に近づくと、次のような攻防が起こる可能性があります。

下から100日線へ接近して、上抜ける

長期的な下落や低迷からの回復を検討する場面。ただし、一度上抜けただけでは不十分で、その上で株価が維持されるかが重要。

下から100日線へ接近して、跳ね返される

上値抵抗となり、下落が再開する可能性を警戒する場面。

上から100日線へ下がってきて、反発する

長期上昇トレンド内での押し目候補。

上から100日線を明確に割り込む

長期トレンドの弱体化を警戒する場面。

ここでの4分類は、100日線という本書の着眼点を使った実戦上の補足です。本書がそれぞれに何日間の確認期間を指定しているかまでは確認できません。

なお、過去の相場流資料には300日線をオレンジ色とする例もあります。2025年刊の本書については、出版社の説明どおり「オレンジ=100日線」として扱うのが正確です。


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3.先読みのための3大シグナル・技術

チェックポイントの画像

第1の技術:移動平均線の交差・収束・発散

3-1.ゴールデンクロスとデッドクロス

ゴールデンクロス

短い期間の移動平均線が、長い期間の線を下から上に抜けることです。

例えば5日線が20日線を上抜けると、直近5日間の株価の勢いが、過去20日間の平均より強くなっていると判断できます。

ただし、単に交差しただけでは不十分です。

より良い上昇候補は、以下の状態が重なるケースです。

  • 5日線が上向き
  • 20日線が横ばいから上向き、またはすでに上向き
  • ローソク足が5日線の上にある
  • 上抜けたあとも株価が崩れず、高値を切り上げる

デッドクロス

短期線が長期線を上から下へ抜けることです。

下落シグナルとして使われますが、20日線や60日線がまだ上向きなら、一時的な調整にすぎない場合もあります。

したがって、交差そのものではなく、交差後に短期線と長期線の方向が一致するかが重要になります。

3-2.「収束」:移動平均線が集まる状態

収束とは、離れていた移動平均線同士の間隔が狭くなる現象です。

例えば、上昇していた株価が横ばいになると、5日線が次第に20日線へ近づくことがあります。

収束から上方発散への概念図

移動平均線の収束から上方発散

説明用の模式図。赤=短期線、緑=中期線。収束自体は売買方向を確定させません。

収束は次のように解釈します。

  • それまでの値動きの勢いが鈍っている
  • 買い方と売り方の力関係が変化している可能性がある
  • 次にどちらへ動き出すかを観察する局面

特に移動平均線が密集し、株価の変動幅も小さくなった後に、明確な方向へ動き出す場合があります。

ただし、収束したから必ず大きく動くという法則ではありません。

3-3.「発散」:移動平均線の間隔が広がる状態

発散とは、移動平均線が互いに離れていくことです。

上方への発散なら、短期線の上昇速度が中期線より速くなっている状態を表します。

ここで重要なのは、発散には2つの側面があることです。

良い面: 上昇の勢いが強まっている可能性。

悪い面: すでに株価が大きく上がり、短期的には過熱している可能性。

したがって、上昇開始直後の発散と、長期間上昇した後の大きな発散とでは、同じように買うべきではありません。

第2の技術:ローソク足の「本数」を数える

3-4.重要なのは「9の法則」

相場師朗氏の監修サイトでは、上昇や下落が9日前後続くと、値動きに変化が起こりやすいという「9の法則」を紹介しています。

さらに、6日程度で流れが終わる場合も、9日を超えて継続する場合もあると明記しています。

つまり、9本は機械的な売買ルールではなく、現在のトレンドが何日目にあるかを意識するための目安です。

3-5.本数を実戦でどう使うか

以下は、9の法則を短期スイングに応用するための私の整理です。

上昇が始まってからの経過本数と警戒度

1〜3本:初動を観察
4〜6本:継続を確認
7〜9本:過熱を警戒

ローソク足の本数イメージ(上昇例)

ローソク足の本数(模式図)
1
2
3
4
5
6
7
8
9
1〜3本:初動
4〜6本:継続
7〜9本:警戒
9本連続陽線を意味するものではありません。実際の値動きでは陰線や小幅調整を含みます。

9本の上昇を単純化した図。実際に9本連続陽線になるという意味ではありません。

上昇の初期に下半身やくちばしが発生した場合と、すでに8〜9本程度上昇した後に同じ形が出た場合では、リスクが違います。

特に、次のような組み合わせを警戒します。

  • 上昇が9本前後に達している
  • ローソク足の上ヒゲが目立ち始める
  • 5日線から株価が大きく離れている
  • 陰線が増える
  • 5日線が横ばいになり始める

これらは上昇終了の確定条件ではなく、利益確定や新規購入の見送りを検討する材料です。

3-6.本数はどこから数えるのか?

実はここも重要です。

一般的には、トレンドの起点となる安値・高値や、下半身などの新しいシグナルを起点に数える方法があります。

しかし、途中で数日間の調整が入った場合、必ずゼロに戻してよいわけではありません。

相場師朗氏のラジオ番組で紹介された質疑応答の記録では、15本上昇した後に5本下げ、新たな下半身が現れたケースについて、調整で本数がリセットされた可能性と、従来からの流れが継続している可能性の両方を考える説明が紹介されています。

ここから学べるのは、本数だけを見ず、その間に十分な価格調整・時間調整があったかを見る必要があるということです。

第3の技術:代表的なチャートパターン

3-7.「下半身」:上昇の初動を捉える

【発売たちまち重版】『株チャート最強の先読み投資 上昇も下落も「想定外」もすべてを利益に変える!』9月20日発売 - バトン社 BATON INC.【発売たちまち重版】『株チャート最強の先読み投資 上昇も下落も「想定外」もすべてを利益に変える!』9月20日発売 – バトン社 BATON INC.

下半身

下半身:陽線の体が5日線の上に半分以上

5日線が横ばい、または上向きになったとき、陽線の実体が5日線の上に半分以上出る形。

上昇トレンドの初動を捉える代表的な買いシグナルです。

相場師朗氏監修サイトが示す定義は、次のとおりです。

  • 直前までローソク足が5日線の下にあった
  • 5日線が横ばい、または上向き
  • 陽線の実体が5日線の上へ半分以上出ている

例として、ある日のローソク足が始値990円、終値1,030円で、5日線が1,005円だったとします。

陽線の実体は40円です。5日線より上にある実体部分は25円なので、62.5%が上側にあります。

この条件は、実体の半分以上が5日線の上という判定に該当します。ただし、直前の値動きや5日線の傾きも確認する必要があります。

実戦ではどう買うか

下半身が出たその日の引けだけで飛びつくのではなく、翌日も5日線の上を維持するか、前日の高値を更新するかなどを確認すると、だましを減らす工夫になります。

これは監修サイトでも紹介される確認方法です。

3-8.「逆下半身」:下落の初動を捉える

下半身と逆の形です。

5日線が横ばい、または下向きとなり、陰線の実体が5日線より下へ半分以上出る状態です。

逆下半身:陰線の実体が5日線の下に半分以上

相場流では下落方向のシグナルとして使います。

現物株の保有者にとっては、空売りの合図として考える必要はありません。

保有株の売却・利益確定・新規購入の見送りを検討するサインとして利用できます。

特に、上昇が長く続いた後に逆下半身が発生し、翌日も5日線を回復できない場合は注意が必要です。

3-9.「くちばし」:5日線が20日線を上抜く

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くちばし

くちばし:5日線が20日線を上抜けて開く

5日線が20日線を下から上へ抜け、鳥のくちばしのように2本の線が開いていく形。

単純なゴールデンクロスと異なり、20日線も上向きであることが重要です。

相場師朗氏の監修解説によると、くちばしは上昇トレンドが強まる局面で発生しやすく、直前に下半身が現れるケースもあります。

典型的な流れは以下です。

ローソク足が上昇し始める → 5日線が上向く → 20日線も上向く → 5日線が20日線を上抜く → 2本の間隔が広がる。

ただし、下落中の20日線を5日線が一時的に上抜いただけなら、相場流で重視する強いくちばしとは区別します。

逆くちばしは、20日線も下向くなかで5日線が下抜け、その後に2本の線が下方向へ開く形です。下落継続を警戒する材料になります。

3-10.「ものわかれ」:上昇途中の押し目を捉える

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<ものわかれ>

ものわかれ:交差せずに再上昇

上昇中に5日線が20日線へ接近するものの、交差せずに再び上昇する形。

上昇トレンドが継続する可能性を示す、押し目の重要パターンです。

相場師朗氏の監修サイトでも、ものわかれは上昇トレンドが一度休み、その後に再び上向く動きと説明されています。

例えば次のようなケースです。

株価が1,000円から1,200円まで上昇し、その後1,130円に調整。5日線が20日線に近づいたものの交差せず、株価が再び上昇する。

この場合、5日線が上向きに戻り、ローソク足が直近の小さな高値を上抜くかなどを確認します。

くちばしとの大きな違い

くちばしは、2本の移動平均線が交差する場面です。

一方、ものわかれは交差せずに元のトレンド方向へ戻ります。

そのため、ものわかれは新しいトレンドの誕生よりも、すでにあるトレンドの継続を捉える技術として理解するとわかりやすくなります。

3-11.「パンパカパン(PPP)」:強い上昇トレンド

PPPとは、短期の移動平均線ほど上にあり、複数の移動平均線が上向きに整列した状態です。

監修サイトの2026年10月の解説では、上から次の順番になった例が示されています。

5日線

10日線

20日線

50日線

100日線

短期線ほど上に並ぶPPPの模式的な順序。色は説明用であり、本書の指定色を再現したものではありません。

短期線ほど上に並びすべて上向き

さらに、5本とも上向きで、株価が5日線の上にあることがポイントです。

この状態はトレンドの強さを示しますが、必ずしも新規購入に最適な価格とは限りません。

すでに大きく上昇した後のPPPは高値づかみのリスクもあるため、ものわかれなどの押し目形成を待つ方が合理的な場合があります。

逆に、すべての線が下向きで短期線ほど下に並ぶ形を「逆PPP」と呼びます。

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4.「想定外」を利益に変える建玉の操作

重要の画像

4-1.相場流の「うねり取り」とは

うねり取りとは、一つの銘柄が繰り返す上昇と下落の波を観察し、その値幅の一部を利益として取り出す売買技術です。

著者公式サイトでは、うねり取りの期間をおおむね3〜6か月、短期のショットガン投資法を2日〜1週間と紹介しています。

うねり取りの特徴は、1回の売買ですべてを決めないことです。

最初は小さく買い、値動きを確認して、保有量を増やしたり減らしたりします。

相場流では、この持ち高の管理を「建玉の操作」と呼びます。

4-2.なぜ分割して売買するのか

例えば、100万円の資金で1銘柄を買う場合です。

最初から100万円すべてを投じ、その後10%下落すれば、評価損は10万円になります。

一方、最初に20万円だけ買っていれば、その部分の評価損は2万円です。

残る80万円は、買い増しの選択肢だけでなく、撤退後に別の機会へ振り向ける余力にもなります。

もちろん、下落したから必ず買い増すわけではありません。

分割購入の本当の利点は、予想が間違っていたときに損失を小さく抑えやすいことです。

4-3.「売り2・買い4」の意味

ご指定の「売り2・買い4」を、1単位100株として説明します。

↔ この表はスマートフォンでは左右にスクロールしてご覧ください。
建玉 株数 株価上昇時
買い玉4 400株 利益が出る
売り玉2 200株 損失が出る
差引の方向 買い200株相当 上昇で利益、下落で損失

売り玉を同じ銘柄の空売りとして保有している場合、これは買い400株・空売り200株の両建てです。

差し引きでは買い200株に相当するため、完全な中立状態ではありません。

説明を単純にするため、買いも空売りも同じ1,000円で建て、手数料などを除いて計算します。

株価が900円になれば、

  • 買い400株は40,000円の損失
  • 空売り200株は20,000円の利益
  • 差引20,000円の損失

となります。

つまり、売り玉を持ったからといって、下落が利益に変わるわけではありません。

完全に同じ株数の買いと売りを持った場合は、それ以降の株価変動による一方の損益が、原則としてもう一方で相殺されます。しかし、取引コストや信用取引特有の費用は残ります。

4-4.想定外の下落への対応

例えば、上昇を予想して買い玉を持った直後に、大きな陰線が出た場合を考えます。

相場流の建玉操作には、売り玉で値下がりをヘッジする考え方があります。監修サイトでは、買い玉を小さく始め、逆行したら売り玉で守り、その後の動きに応じて建玉を調整する例が紹介されています。

ただし、両建ては非常に複雑です。

買いと売りの建値が違う場合、どちらのポジションをいつ決済するかによって最終損益は大きく変化します。また、空売りには逆行時の損失拡大、貸株料、逆日歩などのリスクもあります。

本書独自の「売り2・買い4」からの具体的な切り替え順序や、利益に転換する保証された計算式は、公開資料からは確認できません。

4-5.現物取引だけで建玉操作を応用する方法

現物株だけを売買する場合でも、建玉操作の重要な部分は取り入れられます。

次は私が実戦向けに整理した例です。本書に記載された固定比率ではありません。

現物株400株を上限にした建玉操作例

  1. 下半身が出現:100株を打診買い

    まず小さなポジションを取り、想定と違えば撤退する。

  2. 上昇継続・くちばし形成:さらに100株

    買い玉は合計200株。追加した時点で、保有分全体の損失上限を再計算する。

  3. 上昇トレンドの押し目:条件が整えば追加を検討

    ものわかれなどが成立し、資金管理上も問題なければ、残りの余力から追加する。

  4. 逆下半身・トレンド崩れ:縮小または売却

    事前に定めた撤退条件に従い、現物株を減らす。売却後は現金で待機する。

大切なのは、最初から400株買うのではなく、買いの根拠が強まった場合にだけ持ち高を増やすことです。

また、追加購入は平均取得単価を上昇させるため、含み益があるという理由だけで増やしてはいけません。

相場流の分割売買は、損失を無計画に薄めようとするナンピンとは区別する必要があります。

5.明日からの実践アクションプラン

アドバイス

ここからは、本書や相場流の基本技術を使って、初心者が実際に練習できるように私が組み立てた学習プランです。

5-1.最初に取り組むのは銘柄選び

相場流は、企業の業績を詳細に分析しなくても実践できるよう設計されたトレード技術ですが、銘柄選びが何でもよいわけではありません。

初心者には、次のような銘柄が練習しやすいと考えます。

  • 十分な出来高と売買代金があり、売買しやすい銘柄
  • 過去数か月のチャートで上昇・下落の波が読み取りやすい銘柄
  • 極端な値飛びや連続ストップ高・ストップ安が少ない銘柄
  • 一定期間継続して観察できる銘柄
  • 実際に取引する場合は、資金に合った株数で購入できる銘柄

相場師朗氏が長年一つの銘柄に集中していたことは知られていますが、最初から1銘柄だけに固執する必要はありません。

まずは5〜10銘柄程度を観察し、値動きの特徴をつかむ練習をするとよいでしょう。

5-2.毎日確認する順序

相場流の「1日1回の株価チェック」という考え方に沿うなら、日足が確定した後に確認する方法が基本になります。

具体的には、次の順序です。

↔ この表はスマートフォンでは左右にスクロールしてご覧ください。
順番 チェック項目 判断すること
1 60日・100日線 大きなトレンドは上向きか
2 20日線 中期の方向は上向きか
3 5日線 短期の方向に変化があるか
4 ローソク足 下半身・逆下半身があるか
5 線の交差 くちばし・ものわかれがあるか
6 本数 上昇・下落が何本目か
7 直近の高値・安値 買い場と撤退条件を決められるか

ここで7項目すべてに明確な答えが出なければ、無理に取引しない方がよい場合もあります。

5-3.最優先で練習するパターンは「ものわかれ」

初心者が最初に習得する技術としては、私は「ものわかれ」を優先します。

理由は、逆張りで底値を当てにいくのではなく、すでに上昇しているトレンドの途中で押し目を探す技術だからです。

これは、相場師朗氏のラジオ番組で紹介された質疑応答の記録でも、初心者向けの技術として「ものわかれ」を挙げたとされています。

ただし、ものわかれらしい形が出たから即購入ではありません。

20日線が上向きであること、5日線が再び上向くこと、価格が再上昇し始めたことなどを合わせて確認します。

5-4.過去チャートでの練習方法

おすすめするのは、過去のチャートの未来部分を隠して、1日ずつ進める練習です。

例えば過去6か月分のチャートを用意し、ある日までの値動きだけを表示します。

その時点で次の判断を書きます。

「買い」「売却・撤退」「見送り」のいずれかを選び、その理由を記録します。

次の1営業日を表示し、判断が正しかったかを確認します。

この練習を繰り返します。

5-5.練習記録シート

相場流・チャート判断練習

相場流・チャート判断練習(入力シート)
発見したチャートパターン





中期トレンド




売買判断





ボタンが使えない場合は要約欄を選択してコピーしてください。

この練習では、当たったか外れたかだけではなく、「判断時点では何がわかっていたのか」「何を見落としたのか」を記録してください。将来の株価を知った状態で過去を見返すと、どのシグナルも簡単に見えてしまいます。そのため、未来のローソク足を隠すことが重要です。

5-6.最初の20営業日の練習計画

↔ この表はスマートフォンでは左右にスクロールしてご覧ください。
期間 重点テーマ 目標
1〜5営業日 移動平均線の順番・傾き 上昇・下落・横ばいを区別
6〜10営業日 下半身・逆下半身 初動の発見とだましの確認
11〜15営業日 くちばし・ものわかれ トレンド開始と継続の違いを理解
16〜20営業日 9の法則・建玉管理 買うだけでなく撤退まで判断

この20営業日は利益を追求する期間ではなく、判断の一貫性を身につける期間です。

6.実戦での売買判断にどう組み込むか

ステップ

今回の目的が短期スイングで「上昇は逃さず、下落は避ける」ことであれば、相場流の考え方は次のように使えます。

買い候補として優先する場面

上昇トレンド初動・押し目

  • 60日・20日線が上向き、または中期トレンドが改善中
  • 下半身やくちばしが成立
  • ものわかれで押し目から再上昇
  • 9の法則から見て上昇が行き過ぎていない
  • 撤退価格を明確に設定できる

複数条件がそろった場合に購入を検討。自動的な買い条件ではありません。

買いを避ける場面

下落・高値づかみリスク

  • 20日・60日線が明確に下向き
  • 逆下半身や逆くちばしが出現
  • 上昇9本前後で過熱・失速兆候が重なる
  • 100日線を超えられずに反落
  • 高値からの下落が続き、反転の確認ができない

売り圧力が弱まったように見えても、明確な反転条件が成立するまで待つ。

ただし、下半身、くちばし、ものわかれ、9の法則などの条件を何個そろえれば何%の勝率になるかについて、本書の公開資料から信頼できる数値は確認できません。

条件を増やすほど必ず精度が上がるとは限らない点にも注意が必要です。

7.総まとめ:本書から実戦に取り入れるべきこと

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本書の核心は、企業の将来業績を予想する能力と、チャートから売買タイミングを判断する能力を分けて考えることにあります。

相場流の技術を実戦向けに整理すると、重要な順序は次のようになります。

大きなトレンドを確認 → 5日線の変化を捉える → 下半身・くちばし・ものわかれを確認 → 本数を数える → 小さく建玉 → 間違っていれば修正する。

特に覚えておきたいのは、次の区別です。。

技術 何を読むか 主な用途
下半身 上昇の初動 新規購入候補
逆下半身 下落の初動 売却・撤退判断
くちばし 上昇方向への交差と加速 上昇トレンドの確認
ものわかれ トレンド途中の調整終了 押し目の発見
9の法則 トレンドの経過日数 高値づかみ・遅い売買の警戒
PPP 移動平均線の上昇整列 トレンドの強さを確認
100日線 長期的な節目 上抜け・反落・支持の観察
建玉操作 資金と持ち高の調整 損失抑制・利益管理

私が特に重要だと考えるのは、「下半身で買う技術」と同じくらい、「逆下半身で買いを控える技術」「ものわかれまで待つ技術」を磨くことです。

なお、相場流の「ファンダメンタルズを見ない」という前提は、チャート分析を独立した判断方法として学ぶ際に有用です。しかし、実際の短期スイングで決算発表・適時開示・市場全体の急変を無視することまで正当化するものではありません。テクニカル分析を中心に据えながら、重大なイベントリスクは別途管理する方が堅実です。

主な確認資料

今回使用した主な一次・準一次資料です。

確認できていない範囲: 本書の「5つのトレード道具」の厳密な全構成、本文中のすべての移動平均線設定、章ごとの全売買ルール、具体的な両建て比率の指定です。これらは書籍の該当ページが必要であり、今回の解説は公開資料と相場流全般の技術を統合したものです。

8.【感想・おすすめ】相場師朗『株チャート最強の先読み投資』は、株の買い時・売り時に迷う人におすすめの一冊!

感想の画像

この本の魅力は、難しい経済理論や企業の決算分析ではなく、ローソク足と移動平均線を使って、株価の動きから売買のタイミングを判断するというシンプルな考え方にあります。

特に興味深いのが、相場師朗氏独自の「下半身」「逆下半身」「くちばし」「ものわかれ」といったチャート分析の技術です。

例えば「下半身」は上昇の初動を発見するためのサイン。「ものわかれ」は上昇トレンドの途中で押し目買いのチャンスを探るための技術です。

こうした技術を知ることで、単に「株価が安くなったから買う」「上がっているから飛び乗る」といった感覚的な売買から、根拠を持って判断する投資へと近づけるのではないでしょうか。

そして、私が特に重要だと感じたのは、**「予想が外れたときに、どう対応するのか」**という視点です。

株式投資では、どんなに優れた分析をしても予想が外れることがあります。大切なのは、未来を100%当てることではなく、想定と違う値動きになったときに損失を抑え、次のチャンスにつなげることだと思います。

本書では、チャート分析だけでなく、建玉の操作やトレードの心得も扱われています。この点は、これから長く株式投資を続けたい人にとって、非常に価値のある学習テーマだと感じます。

さらにうれしいのが、チャート図解がオール4色で、トレード手法を確認できる動画のQRコードも付いていること。

移動平均線の交差やローソク足の形は、文章だけではなかなか理解しにくいものです。カラー図解と動画を組み合わせて学べるのは、特に株のチャート分析に慣れていない初心者やシニア投資家にとって大きな魅力でしょう。

また、出版社が紹介する「株価チェックは1日1回」という学習・売買スタイルにも惹かれます。

株価を一日中見続けるのが難しい人でも、自分のペースでチャートを観察し、売買の技術を磨いていく。そんな投資スタイルを目指す人には、参考になる一冊だと思います。

もちろん、この本を読んだからといって、必ず株で勝てるようになるわけではありません。紹介されているサインも万能ではなく、繰り返し練習して自分で検証することが大切です。

それでも、「なんとなく買って、なんとなく売る投資から卒業したい」と考えている人なら、学んでみる価値は十分にあると感じます。

定価は税込1,870円。毎回の売買タイミングに悩んでいる人にとって、長く使える判断技術を学ぶための書籍代として検討しやすい価格ではないでしょうか。

株価の上昇を追いかけるだけでなく、下落を避ける判断力も身につけたい。そんな方に、ぜひ一度チェックしていただきたい一冊です。