加湿器の種類は大きく分けて4種類
加湿器には大きく分けると、
気化式・スチーム式・超音波式・ハイブリッド式の4つの種類。
4種類ごとにメリット・デメリットが有。
加湿器の比較「特徴」と「選び方」健康にいい加湿器は?
蒸気式の加湿器・スチーム式の加湿器が清潔で健康に良い加湿器でした。
気化式(ヒーターレス)加湿器
気化式の加湿器は水をフィルターに透過させファンの風を当てて水を気化して加湿する方式。
熱を加えずに水を蒸気に変えている為に室温が上昇しない。
メリット
気化式加湿器は、加熱用ヒーターを内蔵しない方式で稼働する。
電力はファンの運転だけに使用される。
加熱装置がないため電気代を低く抑えられ、経済的な運転が可能。
デメリット
気化式加湿器は定期的に清掃が必要。フィルターに付着した水によって雑菌が繁殖すると、運転を開始した瞬間に雑巾臭が発生。腐敗臭を発生させる細菌の繁殖が主な原因。繁殖した雑菌がファンの風に乗って飛散することを防ぐ為、こまめに清掃が必要。
ファンの風と水分との接触によって気化させているため、大空間を加湿する場合、より多くの水分を気化させる必要がある。大空間を加湿するなどは加熱装置で強制的に水を蒸気に変える蒸気式加湿器を使用するのが効果的である。
1時間当たりの電気代
1時間当たりの電気代は0.1円~0.5円(消費電力は4W~20W程度)
※1kWh当たりの電気代を27円とした場合(以下も同じ)
蒸気式(スチーム)加湿器
蒸気式の加湿器は水を蒸気に変えて加湿する方式。
ファンを内蔵している場合はスチームファン式加湿器。熱と湿気を部屋中に循環させる。
メリット
蒸気式の加湿器は、水を100℃以上の電熱装置で加熱し、沸騰によって蒸気に変化させている。
水を煮沸消毒するため、クリーンな加湿できる。
病院の空調設備の設計指針には「加湿器は蒸気式が望ましい」とされている。
蒸気式加湿器は水を蒸発させられるため、常に殺菌状態を維持できる。
最もクリーンな加湿器を求めるのであれば、蒸気式(スチーム)式の加湿器を選択するのが良い。
デメリット
蒸気式加湿器は高温の蒸気が本体から発生。放出口の近くの蒸気に触れると火傷する場合有。
湿度制御されていない蒸気式加湿器の場合、加湿のし過ぎによる窓の結露や、壁紙へのカビ発生などの事故が発生する。
加湿器本体で湿度検知が可能な、自動湿度調整機能を持っている加湿器を選ぶのと安全。
1時間当たりの電気代
1時間当たりの電気代は3.5円~7円(消費電力は130W~260W程度)
ハイブリッド式加湿器(気化 + 蒸気)
ハイブリッド式加湿器は、気化式加湿器にヒーターを内蔵した加湿器。
蒸気式加湿器の利点である加湿能力の高さを、気化式に組み込んだ形状。
メリット
気化式ほど冷たい風ではなく、蒸気式加湿器ほど熱い蒸気ではない風が放出されるため、室温に対する影響が小さく、湿度だけを調整することに適した加湿器である。
デメリット
常に電熱装置が運転していないのでタンクの水は毎日交換が必要。
フィルターの定期的な清掃をしないと臭気が発生する。
1時間当たりの電気代
1時間当たりの電気代は3.5円~7円)(温風を送っている期間は「スチーム式」と同じ程度)
1時間当たりの電気代は0.1円~0.5円(湿度が高くなった後は「気化式」と同じ程度)
超音波式加湿器
超音波式加湿器は、水を超音波の振動によって微細な粒子にし、気中に吹く加湿器。
メリット
水タンクと振動装置を主体とした簡易な構造。安価で手軽な加湿器として利用できる。
消費電力が小さいという利点。電気代が安い
デメリット
超音波式は数々の欠点・デメリットがあるため使用には注意が必要。
加湿用の水は加熱されていないし、気化させた水分でもない。
水に含まれるミネラル成分や細菌類を全て振動によって撒き散らすことになる。
ミネラル成分の室内付着による白い粉の発生と付着が懸念。
水に含まれた雑菌が空気中に飛散するのが欠点。
長時間貯水した水など、レジオネラ菌が繁殖していた場合、飛散した水分を肺に含むことで、肺炎の原因となる。新生児や高齢者が居住している環境での使用は、厳しく避けるべきといえる。
1時間当たりの電気代
1時間当たりの電気代は0.68円~1.08円。
※超音波式に注意
- 加湿器は適切に取り扱わないと、タンクの中に繁殖した 『細菌』 が水滴とともに室内に飛び散り、感染症の原因になる。特に、タンクにためた水を霧状に噴霧する『超音波加湿器』では、管理が不十分な場合、レジオネラ属菌が繁殖し、これを原因とするレジオネラ症の発生に繋がる場合がある。
●出典・参考・引用
最もクリーンな加湿を求める!ので
蒸気式(スチーム)式の加湿器で自動湿度調整機能
を持っている加湿器を今年の冬は選びました。
電気代より健康が大切なので!