「ガッテン・ピントレ」糖尿病対策!
ガッテン・血糖値を下げる方法『ピントレ』スクワット
1週間のうち2日、このピントレを行うと、筋肉の一部が「桃色筋肉」に変化。すると血糖値がグーンと下がり、さらにそもそも食事をしても血糖値が上がりにくい体に変わっていくのです。いまや糖尿病は患者と予備軍を合わせて2000万人。自宅で、手軽に、続けやすいこの新対策を、ぜひお試しください!
京都医療センター 松井浩さん
新・夢の血糖値対策!「桃色筋肉」をつけよう
ガッテン命名“ピントレ”(スロースクワット)
桃色筋肉をつける方法として、福島県の病院で30年の実績があるスロースクワットをご紹介します。桃色(ピンク色)筋肉を増やすトレーニングなので、名付けて“ピントレ”!
糖尿病対策として、いま医学界でも大注目されているのが「スクワット」。全身の筋肉の7割を占める下半身の筋肉を動かすことで、エネルギーを効率的に消費できるからです。
また器具を使わず自分の体重だけを負荷とする低強度のスクワットを繰り返し行うと、筋肉の「質」に変化が起こります。
人間の筋肉は、持久力に優れ、脂肪を消費しやすい「赤筋」と、瞬発力に優れ、糖を消費しやすい「白筋」で構成されていますが、低強度のスクワットを続けると、なんと白筋が「桃色筋肉」に変化! これは白筋の細胞の中に、ミトコンドリアという器官が増えたことを示しています。ミトコンドリアは脂肪を燃やして、エネルギーを生む能力があります。つまり桃色筋肉は、もともとの糖だけでなく脂肪もダブルで消費できる、糖尿病対策にうってつけのスーパー筋肉なのです。
※「桃色筋肉」は正式な名称ではありません。正式には「2a」や「FTa(Fast Twitch a)」と呼ばれています。
ガッテン命名“ピントレ”(スロースクワット)
桃色筋肉をつける方法として、福島県の病院で30年の実績があるスロースクワットをご紹介します。桃色(ピンク色)筋肉を増やすトレーニングなので、名付けて“ピントレ”!
注意!
- 血圧の高い方、ひざの悪い方は、始める前に医師に相談してください。
- 足腰に不安がある方、運動が苦手な方は、最後に紹介するイスを使う方法から試してみてください。
- 痛みが出た場合は、すぐに運動をやめてください。
1.足を肩幅よりももっと広く開きます
2.10秒かけて ゆっくり腰を下ろしていきます
【ポイント】
・ひざを痛めないために、膝がつま先と同じ方向を向くように。また膝はつま先より前に出ないようにする。
・息を止めると血圧が上がってしまうため、数を声に出して数えながら行いましょう。
3.ひざを90度くらいに曲げたら 2秒間キープ そして立ち上がります
2、3をくりかえし10回行います。
3~5分の休憩を入れて、また10回。休憩を入れてまた10回の計30回行います。(休憩の代わりに、別の運動を行ってもかまいません) これを1日の運動として、週2~3回行います。まずは3か月を目標に続けてみてください。
足腰に不安がある人や運動が苦手な人は、後ろに安定のいいイスを置き、前にテーブルやイスで支えを作って行うと転倒予防になります。連続10回は難しかった人は、足を大きく開いて負荷を軽くすることで、10回を目指しましょう。
腰痛対策の「スロースクワット」動画
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