この記事は、アメリカ、ニューヨークの文化でもある『ストゥーピング(stooping)』を詳しくご紹介します。
『ストゥーピング(stooping)』の精神である言葉『誰かのごみ(ガラクタ)は、誰かの宝」』は、つまり、ある人にとってのゴミも別の人にとっては宝になると考える事です。
日本では、町内会の掲示板や、地元の掲示板アプリ『ジモティ』や『ピアッザ』が日本方式と考えられますね。
ストゥーピング(stooping)って何?
『stooping』を直訳すると、『かがむ、 前かがみになる』と言う意味。『stoop』は、家やアパートの玄関口前の短い階段の事を言います。
アメリカで言う、Stooping(ストゥーピング)」とは、ニューヨークのダウンタウンで行われている慣習で、不要になった家具などをアパートの前の階段(ストゥープ)や歩道に置いておくと、欲しい方が持っていくという行為の事です。
品物をもらう人が、欲しい物を探すときに、体が前かがみ(ストゥーピング)になると、NHKのニュースで放送されていました。
階段や道端にあるものをもらって帰る事が恥ずかしいとニューヨーカーは思って言いません。
ニューヨークでは、カルチャーとして大人気です。部屋に入らなくなったり、合わなくなったりしたものを道に置くというこの文化は根付いてします。
“One man’s trash, is antother man’s treasure.”
つまり、「誰かのごみ(ガラクタ)は、誰かの宝」という考え方があるからです。
ニューヨークでは、自分にとっては不要なものを、家賃や物価がインフレで高騰しているニューヨークに住む他の誰かがお宝として再利用してくれたらハッピー!と思っています。
アメリカ・ニューヨークの階段や玄関先の道端に捨て去られた大型家具やソファー、デスクなど、『誰かのお宝』を紹介する『InstagramアカウントStooping NYC 』は、 #stoopingsuccess というハッシュタグで、Stooping NYC で見つけたものを持って帰った人がそれを活用している様子も公開されています。
“Take free”(ご自由にどうぞ)と言う張り紙と一緒にどんなお宝があるのかは、こちらの記事に詳しく紹介していました。
『路上にお宝?ニューヨーカーが実践する”ストゥーピング”でお宝発見!』
アメリカ、フランス、イタリアをはじめ世界20カ国で発行されている世界で最も影響力のあるファッション誌『Vogue 』の記事でも紹介されていました。
『ストゥーピング(stooping)』の慣習はニューヨークから日本に上陸する?
ニューヨークでは、カルチャーとして根付いている『ストゥーピング(stooping)』ですが、日本では文化として流行するのでしょうか?
日本では、大型家具・ベットなどは 自治体に回収を依頼しています。
粗大ごみ処理券をコンビニ等で購入して受付番号など必要事項を入力して粗大ごみに貼り付ける ·て指定日に玄関先に出しておきます。
粗大ごみシールを貼ってあるテーブルなどをかってに車に積んで持って行くとクレームがはいります。
日本で流行するのはむつかしいと思います。
日本では、「まだ使えるけどもう必要ないモノ」を『メルカリ』や『ラクマ』へ出品する事で自分もお金が入ってくるシステムがエコな方法の一つとして主流になっています。
このプラットフォームは、購入者はお金を支払い、売る側&運営側は利益を得ています。
しかし、地元の掲示板『ジモティ』や『ピアッザ』の場合は、自宅にある大型家具を取りに来てくれるなら無料で譲りますと言う掲示板がたくさんあります。また、小さい子供のおもちゃも人気がありますね。
このプラットフォームの方が、どちらかと言うと『ストゥーピング(stooping)』の精神「誰かのごみ(ガラクタ)は、誰かの宝」に近いと思います。
地元の掲示板『ピアッザ』とは?
■地域SNS『ピアッザ』とは?
グローバルで進む都市化とともに、希薄化する地域内でのコミュニケーションやその受け皿となるローカルコミュニティの減少。将来訪れる「過疎化」や「高齢化社会」などと合わせ、これらを起因とする社会問題が、現在多くの場面で顕在化しはじめています。
この問題を解決するため、PIAZZA株式会社は、地域の住民同士やそこで働くひとたちをつなぎ、ひとりひとりがより暮らしやすく、より活き活きとした街や地域をつくるために、地域SNSアプリ「ピアッザ」を企画・開発・運営しています。
■「ピアッザ」の目指すものは?
ピアッザはイタリア語で「広場」という意味です。街の人が新たな形の”広場”に集まり、地域や、暮らしに関する情報を交換したり、ちょっと困った時に相談しあったり、使わなくなったモノを必要としている人に譲ったり、自治体やローカルに根ざす商業施設から役立つ情報の提供があったり。
気づけば人と人が触れ合い、支え合い、自分の住む場所が理想の街や地域になっている。そんな場所の提供を目指しています。
日本マーケティングリサーチ機構が、2020年3月にインターネット調査を実施した結果、PIAZZA株式会社が企画・開発・運営する地域SNSアプリ『ピアッザ』が『活発な地域交流型オンラインサービス(SNS/掲示板など)No.1』『信頼できる地域交流型オンラインサービス(SNS/掲示板など)No.1』『地元愛が深まる地域交流型オンラインサービス(SNS/掲示板など)No.1』の3部門でNo.1に選ばれました。
●イベント/習いごと
イベントや習い事の情報
「こんなの見つけた!」「参加してきました!」などの地域ならではのクチコミが豊富
●ご近所リユース
家具・家電など大きなもののリユースも。すぐ取りに行けるのはご近所ならでは
●おしえて!
街の方からの返答率は90%以上!
子連れで行けるレストラン、美味しいケーキ屋さん、おすすめ歯医者さんなど知りたいことを気軽に聞けます
同じ地域に住む人の投稿なので、信頼感も抜群
地元の掲示板『ジモティ』とは?
ジモティーとは、株式会社ジモティーが運営する地域の情報サイト・アプリ。 不用品の譲渡・売却のほか、ボランティア募集やイベント情報などが掲載され、「地元の掲示板」として地域で活用されています。
・利用料、手数料全て無料
・誰でも、簡単に、いますぐ募集(広告、告知)ができる
・地元の人と取引するから、梱包・配送・決済など面倒な手続きが不要
・モノの売買だけでなく、地元で求人を募集したり、仲間を募集したりできる
・チャットでやり取りできるから、取引が簡単・気軽に取引できる