2019年12月3日放送
「WBS」テレビ東京
「ワールドビジネスサテライト」
今年流行した商品やサービスなどを相撲の番付形式で発表。
2019年の年間「日経MJヒット商品番付」の東西の両横綱になったのは何?
過去10年の「日経MJ ヒット商品番付」を振り返る。
日経トレンディの【2019年ヒット商品番付ベスト30】はこちら
日経MJのヒット商品番付2019年
【日経MJヒット商品番付】とは
2019年の1月~12月の消費行動や売れ行きなどをもとに担当記者が番付した」もの
日本経済新聞社は2019年の日経MJヒット商品番付をまとめた。
東の横綱には「ラグビーワールドカップ(W杯)」を選出。前回大会で南アフリカを破る大金星を挙げてからの4年後に、初めてのベスト8入りを果たしたラグビー日本代表の大活躍に日本中が興奮した。改元や10%の消費増税といった節目の多かった2019年でもあり、ラグビー日本代表のように、確実に実績を積み重ねてきた商品やサービスが上位に並んだ。
2019年「日経MJヒット商品番付」
▼過去10年の「日経MJ ヒット商品番付」▼
2018年「日経MJヒット商品番付」
2018年の「日経MJヒット商品番付」は東の横綱には9月に引退した「安室奈美恵」。引退に伴う関連消費はファンだけでなく、19年5月の改元を前に平成を懐かしむ層にも波及。一方でスマートフォン上で完結する決済サービスや動画配信など、新時代の到来を予感させるサービスが上位に並んだ。
2017年「日経MJヒット商品番付」
2017年の「日経MJヒット商品番付」は生鮮など取扱商品を増やして消費者の生活を便利にする一方、宅配料金の値上げを引き起こした「アマゾン・エフェクト」が東の横綱。家で過ごす時間を楽しく、便利にする製品やサービスが消費をつかんでいる。
2016年「日経MJヒット商品番付」
2016年の「日経MJヒット商品番付」は世代を超えて大ヒットし、現実社会の人の動きや消費活動まで動かしたゲーム「ポケモンGO」とアニメ映画「君の名は」が東西の横綱。先端技術を味わえる商品なども上位に並び、身近な熱狂や特別な体験を重視する傾向はより一層強まっている。
2015年「日経MJヒット商品番付」
2015年の「日経MJヒット商品番付」は、スポーツやイベントなど、友人らと熱狂・共感できる体験重視の「コト消費」に勢いがある。ワールドカップ(W杯)で金星を挙げた「ラグビー桜ジャパン」、大勢で仮装を楽しむ「ハロウィーン・フィーバー」が代表格。訪日外国人客に沸く観光関連も上位を占めた。
2014年「日経MJヒット商品番付」
2014年の「日経MJヒット商品番付」は、訪日外国人による「インバウンド消費」が消費増税後の国内景気を支え、東の横綱に選ばれた。西の横綱には日本でのヒットを受けて海外市場に乗り出した「妖怪ウォッチ」。大関には海外発のコンテンツが並び、国境を越えたヒットが目立った。
2013年「日経MJヒット商品番付」
2013年の「日経MJヒット商品番付」は、東の横綱にはセブン―イレブン・ジャパンのいれたてコーヒー「セブンカフェ」。今年のキーワードは、西の横綱となったドラマ「あまちゃん」の名セリフに引っかけて「JJJ(じぇじぇじぇ)」。3つのJが表すのは「上質」「Join」そして「ジャパン」だ。
2012年「日経MJヒット商品番付」
2012年の「日経MJヒット商品番付」は、横綱は東が5月開業の「東京スカイツリー」、西は年末商戦に向けて機種が増えている「7インチタブレット(多機能携帯端末)」。景気に停滞感が漂うなか、消費者に驚きを与えるような商品やサービスが数多く並んだ。
2011年「日経MJヒット商品番付」
2011年の日経MJヒット商品番付は、横綱はスマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)「iPhone4S」などで話題を集めた「アップル」と、電力不足に対応した「節電商品」。人や地域、環境とのつながりを意識した商品・サービスが多く入るなど、3月の東日本大震災の影響を色濃く反映した番付となった。
2010年「日経MJヒット商品番付」
2010年の「日経MJヒット商品番付」は、横綱は高機能携帯電話「スマートフォン」と、32年ぶりに国際定期便が復活した「羽田空港」。インターネット消費やアジアからの観光客誘致など、新たな需要を生み出して存在感を高めた。長期化するデフレを反映し、低価格の外食店や省エネ製品も番付上位に入った。
●出典・参考・引用
・日経MJ