NHK総合のドキュメンタリー番組『ドキュメント20min.』で放送された「注文の多いメガネ店」。誰かの正解に合わせるのではない、「私らしい」選択をして世界を見たいと願う客と、それに全力で応える店主の姿が描かれ、SNSを中心に大きな話題を呼びました。
番組の舞台となったのは、香川県と大阪府にあるオーダーメイドメガネ専門店「隠れ屋1632」です。この記事では、香川アトリエ・大阪店の詳しい場所やアクセス、8ヶ月待ちの理由である店主のこだわり、手作り教室の内容、料金システム、予約時の持ち物まで、気になる疑問や詳細な情報を網羅しました。
この記事で分かること
- 話題のメガネ店「隠れ屋1632」店主のプロフィールと職人としてのこだわり
- 「まつげ付きメガネ」など、唯一無二の個性的なデザインと高級素材の特徴
- 香川アトリエ(高松市)と大阪店(北加賀屋)の詳しい場所と駅からのアクセスルート
- 自分でメガネを作れる「手作り教室」の具体的な内容と所要時間
- 気になる詳しい料金システム・総額予算の目安と、予算オーバー時の対応ルール
- 8ヶ月の待ち期間の度数変更の保証、遠方利用時の郵送対応・アフターケア
- 完全予約制の予約方法(3ステップ)と、検眼時に必要な持ち物・注意点
この記事を読めば、お店に行く前の不安や知りたい情報がすべて分かります。ぜひ最後までチェックしてみてください!
記事配信:おひとり様TV
参考:『ドキュメント20min.』
NHK【ドキュメント20min.】注文の多いメガネ店って?
「隠れ屋1632」を営むのは、職人(屋主)の内原 寛文(うちはら ひろふみ)さんです(1972年生まれ)。「眼鏡職人」でありながら、国家資格である「眼鏡作製技能士(旧・認定眼鏡士)」の資格も持つ、技術とこだわりを極めたプロフェッショナルです。
一歩アトリエに足を踏み入れると、そこは一般的な「眼鏡の小売店」とは完全に一線を画す、内原さんの作家性とこだわりが凝縮された空間が広がっています。看板がなければ眼鏡屋とは分からないほどの隠れ家ですが、その評判を聞きつけたファンが全国から集まっています。
職人としての強いこだわり
- 「9割以上」が完全手作業:効率や生産性を重視する現代において、機械に極力頼らず、全工程の9割以上を自身のプロの手で作り上げるスタイルを貫いています。そのため、1本のフレームを削り出すだけでも膨大な時間と労力が注ぎ込まれています。
- 確かな測定技術:単にデザインが奇抜なだけではありません。資格を持つ眼鏡士として、目の検査や頭の形、目や耳の位置の細かな測定にも一切妥協しません。職人(クラフトマン)であり、技術者(オプティシャン)でもあることが内原さんの強みです。
- 多くのアート活動とメディア出演:山口県のギャラリーなどで定期的に個展を開催し、眼鏡を「身につけるアート」として発信。これまでも関西・四国エリアを中心に多くのテレビや新聞で「不思議な眼鏡を作る職人」として取り上げられてきました。
注文の多いメガネ店「隠れ屋1632」の個性的なデザインの特徴

内原さんの作るメガネは、単に「視力を補う道具」ではなく、持ち主の個性や感情を表現するアート作品です。アトリエには、市販の量産品では絶対に見かけないエッジの効いたフレームが並びます。
- 「まつげ付きメガネ」:フレームの目尻や上部に、まるで本物のまつ毛やアイラインのように跳ね上がった立体的な装飾(アセテート素材の削り出し)が施されているデザインです。かけるだけで目元がパッと華やかになり、遊び心を演出できます。
- 左右非対称(アシンメトリー):右側は四角いフレーム(ウェリントン調)、左側は丸いフレーム(ボストン調)など、左右で全く異なる形状やカラーを組み合わせた遊び心あふれる作品も得意としています。見る角度によって顔の印象がガラリと変わるため、自分の多面性を表現したい人に大人気です。
- 「内面のこだわり」を形にするヒアリング:客が持つ「こういう性格を表現したい」「趣味の釣りに合わせた世界観にしたい」という抽象的なリクエストを内原さんがじっくり聞き、骨格に合わせて世界に一つだけの形へと落とし込んでいきます。
魅力的な素材「アセテート」へのこだわり
メガネのフレームに使用される「アセテート」は、綿花(コットン)や木材パルプを原料とした植物由来の自然に優しいプラスチック素材です。肌に優しく、アレルギーが起きにくいという特徴もあります。
- 定番柄:職人の手で何度も何度も磨き上げることで、最高級の琥珀色のような深みと透明感が出る「べっ甲柄」や、濡れたような美しい漆黒の艶が出る「黒ぶち」。
- 鮮やかなカラー:クリア系の赤、青、グリーン、パープルなど。光が当たるとまるでステンドグラスのように美しく透き通り、顔周りをパッと明るく見せてくれます。
- 個性的なレイヤー・ササ柄:複数の色がストライプ状に混ざり合った「ササ柄」や、複数の色の生地を何層にも重ね合わせた「レイヤー(積層)生地」もあります。削る角度や深さによって、下から全く違う色や模様が顔を出すため、世界に一つだけのグラデーションが生まれます。
注文の多いメガネ店「隠れ屋1632」店主・内原さんの「生きがい」と「思い」とは?

内原さんの生きがいは、「誰かの正解に合わせるのではない、その人らしい選択をして世界を見る手助けをすること」です。現代の効率主義や、安くて早い使い捨ての消費文化に疑問を持ち、客の“生き方”そのものに寄り添うために、この一見非効率なスタイルにたどり着きました。
① 体内に入る情報の8割は「目」から。だからこそ大切にしてほしい
内原さんの哲学の根底には、『人間が五感を使って生きる中で、体内に入る情報の約8割は「目」を通って入ってくる。だからこそ、目を本当に大切にしてほしい』という強い想いがあります。
単に見えればいいという安易な度数合わせではなく、目の大切さを語りながら、その人の視生活をより豊かにし、楽しさをプラスする「ヒッピーなめがねアーティスト」を目指して日々の制作に向き合っています。
② 顔は100%左右非対称。だからこそ生まれる「こだわりのフィッティング」
人間の顔は100%左右非対称です。そのため、既製品のメガネを掛けると、ズレやすかったり、傾いたりするのが当たり前です。
内原さんはお客様一人一人の顔に合わせ、目と耳の高さ、鼻の位置、顔の幅などをすべて細かく計算し、その人にぴったりの調整(フィッティング)を行います。制作工程で少々時間がかかったり、完成したメガネ自体が左右非対称な形状になったりしても、それは『その人の骨格に100%フィットしている証拠』なのです。
③ あえて「効率」を捨てて、客の人生に伴走する
全工程の9割以上を自分の手で削り、磨き上げるのは、量産品の機械には出せない滑らかな掛け心地を実現するためです。
「8ヶ月待ってでも、自分だけの世界に一本のメガネに出会いたい」と願う客の期待に全力で応え、完成したメガネをかけた客が「これが私らしい世界の見え方だ」と喜んでくれる瞬間が、職人・内原さんの一番の生きがいとなっています。
眼鏡店「隠れ屋1632」のよくある質問【Q&A】場所・料金・予約方法など

ここからは、NHKで放送された注文の多いめがね店「隠れ屋1632」を利用するにあたって、多くの方が気になる疑問をQ&A形式で詳しく解説していきます。
Q. 香川県にある「香川アトリエ」の詳しい場所や行き方は?
A. 香川アトリエは、高松空港のすぐ近く(約1.5km)に位置する隠れ家的な古民家です。
- 住所:香川県高松市香南町岡206
- 車でのアクセス:空港通り(国道193号線)を塩江方面へ南下。目印となる「石丸酒店」の裏向かいにある一軒家がアトリエです。アトリエ敷地内には駐車場(20台分)が完備されています。
- 飛行機・公共交通機関でのアクセス:高松空港から車で約3分、歩くと約1.5km(徒歩20分弱)の距離です。空港から向かう場合も場所が少し分かりにくいため、迷いそうな場合は事前にアトリエへ電話で確認することをおすすめします。
- お店のスタイル:畳のある落ち着いた古民家空間で、靴を脱いで上がります。一般的な「眼鏡の小売店」の店構えとは異なります。
Q. 大阪にも店舗があるって本当?大阪も8ヶ月待ちなの?
A. はい、大阪にも店舗(秘密基地)があります。そして、大阪で注文した場合も、香川アトリエと同様に完成まで「約8か月待ち」となっています。
香川と大阪のどちらでオーダーを受けても、店主の内原さんがお一人で一本ずつ手作りする共通の制作ラインのため、全体の待ち時間は同じになります。
【大阪店:隠れ屋1632秘密基地のアクセス詳細】
- 住所:大阪府大阪市住之江区北加賀屋2丁目8-9
- アクセス(電車):大阪メトロ四つ橋線「北加賀屋駅」の4番出口から徒歩約2〜3分。
- 詳しい駅からのルート:4番出口を出たら、目の前の大きな通り(新なにわ筋)を背にして、交差点側ではなく南方向(ローソンや千鳥屋がある方向)へ進みます。最初の角(ファミリーマートやガソリンスタンドの手前)を右折し、住宅や町工場が並ぶ通りをまっすぐ進みます。2つ目の路地を左に曲がると、古民家・長屋をリノベーションした店舗に到着します。黄色い眼鏡が掲げられている民家が目印です。周辺にはコインパーキングも多数あります。
- 営業スタイル:香川と大阪を隔週で行き来して営業しています。
Q. 自分でメガネを作れる「手作りメガネ教室」ってどんな内容?
A. 「隠れ屋1632」では、オーダーメイドだけでなく、「自分で自分のメガネを作る教室(ワークショップ)」も定期的に開催されています。
- 世界に一つを自分で削り出す:あらかじめ用意された豊富なカラー・柄のアセテート生地(板)の中から、自分の好きな色を選びます。
- プロの道具を使った本格体験:糸鋸(いとのこ)を使ってフレームの形を切り出し、ヤスリを使って自分の顔のラインに合うように何度も削り、形を整えていきます。
- 職人による丁寧なサポート:難しい工程(鼻パッドの取り付けや、最終的な機械での仕上げ磨き、レンズの組み込みなど) は、店主の内原さんがプロの技術でしっかりサポート・仕上げを行ってくれます。
Q. 手作り教室にかかる所要時間は?1日で終わって持って帰れるの?
A. 結論から言うと、参加者の作業は1日(数時間〜半日程度)で終了しますが、その場ですぐには持って帰れません。
削り終わったフレームは、一度店主の内原さんが預かります。鼻パッドの取り付け、金属パーツ(芯金など)の組み込み、職人技による最終的な「機械での鏡面磨き(仕上げ)」、レンズの組み込みといった専門的な最終工程を内原さんが一人で丁寧に行うためです。
そのため、オーダー時と同様に完成・受け取りまでには数ヶ月(現在は約8ヶ月)の待ち時間が発生します。
Q. 気になる詳しい料金システムや、全体の予算目安は?
A. 正確なメガネ料金や手作り教室のプラン費用は、公式ウェブサイト上でも一律の定額としては公開されていません。
客一人ひとりの顔の骨格、度数の強さ、選ぶアセテート生地の厚み、デザインの複雑さ(まつげ装飾の有無など)に合わせて、その場で細かく見積もりを計算する仕組みになっているためです。
- 💰 トータルの予算目安:約40,000円 〜 60,000円台(フレーム代+レンズ代)
一般的な格安量産店(一式数千円〜1万円台) と比べると高価ですが、有名ブランドのフレーム単体(4万〜5万円台) と同等の予算で、世界に一つのオーダーメイド品(度数入り)を仕立てることができます。
料金の内訳要素
- 基本のフレーム代(ワークショップ・オーダー共通):おおよそ 25,000円〜40,000円前後 がベースとなります。生地の厚みや特殊な加工、立体的な彫刻工程が増えるほど変動します。
- レンズ代(度数や機能による):単焦点、遠近両用、ブルーライトカット、超薄型レンズなど、選択するレンズのグレードによって別途追加となります。
Q. もし予算オーバーだった場合にキャンセルやデザイン変更はできる?
A. 予算が心配な場合でも、デザインの変更や調整は十分に可能ですので安心してください。ただし、「キャンセルができるタイミング」には明確なルールがあります。
- ⭕️ 制作をスタートする前(型紙や見積もりの段階):じっくり相談した結果、どうしても予算が合わなかったりした場合は、その場でのキャンセルやデザイン変更が可能です。「予算〇万円以内で作りたい」と最初に正直に伝えれば、アセテート生地の厚みを変更して加工工程を減らすなど、予算内に収まるよう内原さんがその場で柔軟に再提案してくれます。
- ❌ アトリエで生地を削り始めた後(またはGOサインを出した後):手作り教室で自分で生地に糸鋸を入れたり、フルオーダーで制作工程に入ったりした後は、一切のキャンセルや返金はできません。世界に一つだけのあなたの顔に合わせたパーツを作っているため、他へ転売や再利用ができないからです。
💡 必勝アドバイス:席に座って相談が始まった段階で、「今回はレンズ込みで総額〇万円前後を希望しています」と最初に伝えてしまうのがベストです!
Q. 注文してから完成(8ヶ月後)の間に度数が変わってしまった場合の保証は?
A. 納品直後に見え方に違和感がある場合は、一般的な眼鏡店と同様にレンズの度数変更(再調整)に対応してもらうことが可能です。
もし「ここ数ヶ月で急激に視力が落ちている」など、度数の変化が著しく心配な場合は、注文時にその旨を店主の内原さんに相談してください。場合によっては、フレームの制作が完成に近づいた段階(8ヶ月後)で再度検眼を行ったり、直近の眼科の処方箋データを元にレンズを決定したりするなどの柔軟な配慮を提案してもらえるケースがあります。
Q. 遠方から行く場合、完成したメガネの郵送対応はしてくれる?
A. はい、メガネが完成した後の受け取りは、自宅への郵送(宅配便での発送※原則着払い)に対応しています。
最初の来店(手作り教室やオーダー当日)の段階で、頭の形、耳の位置、鼻の高さ、目の中心位置などを極めて細かくフィッティング(調整)して設計図に落とし込んでいるため、郵送であっても驚くほど顔にフィットした状態で届きます。
【嬉しいアフターケアについて】
メガネは使っていくうちに掛け外しの癖などで緩みやズレが出ることがありますが、郵送で受け取った後でも、香川アトリエ、または大阪店のどちらに持ち込んでも、内原さんにその場でいつでも無料の再フィッティング(掛け心地の微調整)を行ってもらえます。
Q. 直近の予約の空き状況を確認する方法や、当日の持ち物は?
A. 「隠れ屋1632」は完全予約制です。空き状況の確認や予約の確定は、SNSのDMではなくすべてお電話での受付となっています。
【予約の3ステップ】
- 店主の 公式Instagram(@kakureya1632) または 公式ホームページのGoogleカレンダー を確認し、希望する店舗(香川 or 大阪)が開いている日程(週)を特定します。
- 窓口の携帯番号(090-8282-1762)または香川アトリエ直通(087-879-6433)へ直接電話します。
- 「手作り教室(またはオーダー)の予約を行いたいのですが、直近の〇月〇日の週で空いている時間はありますか?」と尋ねて予約を取ります(一人あたり1時間以上の枠をじっくり確保してくれます)。
【視力検査・オーダーの際に必要な持ち物】
- 今使っているメガネ(最重要):現在の見え方の基準や、どの部分に不満や疲れを感じているかを職人が分析するための重要なデータになります(複数あればすべて持参)。
- 今使っているコンタクトレンズの度数カード(もしあれば)
- 眼科の処方箋(もしあれば)
- 普段よく見るもの(スマホ、本、楽譜、パソコンなど):普段の生活で一番ピントを合わせたい対象物の距離(実物や写真)を伝えると、ライフスタイルに完璧に合わせたレンズを提案してもらえます。
⚠️ 注意点:正確な検眼のため、普段コンタクトレンズを着用している方は、当日の朝から着用を避けてメガネで来店するか、店内で外して目を少し休ませてから検査を受けるのが理想的です。
まとめ

NHKで話題となった「注文の多いメガネ店」こと「隠れ屋1632」は、ただの眼鏡屋さんではなく、自分らしさを100%表現できるアートな空間でした。
8ヶ月待ちという時間も、「どんなメガネが出来上がるだろう」とワクワクしながら待つ特別な楽しみに変わります。気になった方は、ぜひ営業日カレンダーをチェックして、お電話で予約を入れてみてくださいね!
●出典・参考・引用



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・公式ウェブサイト:隠れ屋1632 公式HP
・公式Instagram:公式Instagram(@kakureya1632)