NHKあさイチ(2025年3月13日)放送テーマは、デジタル終活・デジタル遺品整理の方法を紹介
デジタル終活って何?
デジタル遺品整理の方法は?
この記事では、そんな疑問を解決できる内容です。
本格的な「老い」を前に家族の相続やお墓をどうするかなど「終活」を考え始めている方もいらっしゃるかと思いますが、こうした中、国民生活センターは、事前に情報を整理しておく“デジタル終活”を進めてほしいと呼びかけています。NHKの関連記事:終活のやることリストに“デジタル終活”を 国民生活センターが呼びかけ
あさイチは、NHK総合テレビで毎週月曜~金曜に放送されている生活情報番組です。司会は博多華丸さん、博多大吉さん、鈴木奈穂子アナです。見逃し配信は7日間までは無料の「NHKプラス」で観ましょう。
記事配信:おひとり様TV
ちょうど、エンディングノートをブラッシュアップ中だったので、放送前に書いた記事をご紹介します。
デジタル終活って何?
デジタル終活とは、インターネット上に残された情報を整理したり、不要なアカウントを削除したり、家族に伝えたい情報をまとめたりする活動のことです。具体的には、以下のようなものが挙げられます。
1.デジタル終活の対象となるもの
- SNSアカウント(Facebook、Twitter、Instagramなど)
- メールアカウント
- オンラインストレージ(Google Drive、Dropboxなど)
- オンラインバンクやクレジットカード情報
- ブログやウェブサイト
- デジタル写真や動画
- ゲームアカウント
- 有料会員サービス
- スマートフォンやパソコン内のデータ
2.デジタル終活の必要性
近年、インターネットの普及により、私たちの生活はデジタルデータに溢れています。しかし、これらのデータは、私たちが亡くなった後もインターネット上に残り続け、以下のような問題を引き起こす可能性があります。
- 個人情報漏洩のリスク:放置されたアカウントから個人情報が漏洩する可能性があります。
- 不正利用のリスク:オンラインバンクやクレジットカード情報が不正利用される可能性があります。
- 家族の負担:遺族が故人のデジタルデータを整理するのは、時間的にも精神的にも大きな負担となります。
- 故人のプライバシー保護:故人が残したくない情報が公開されてしまう可能性があります。
3.デジタル終活のメリット
- 個人情報の保護:不要なアカウントを削除することで、個人情報漏洩のリスクを減らすことができます。
- 家族の負担軽減:生前にデータを整理しておくことで、遺族の負担を軽減できます。
- 財産管理:オンラインバンクやクレジットカード情報を整理することで、遺産相続をスムーズに行うことができます。
- 思い出の整理:デジタル写真や動画を整理することで、大切な思い出を家族と共有できます。
- プライバシーの保護:残されたくない情報を削除したり、パスワードを信頼できる人に託すことで、プライバシーを守ることができます。
4.デジタル終活の進め方
- デジタルデータの洗い出し:自身がどのようなデジタルデータを持っているかを把握します。
- 優先順位の決定:整理するデータの優先順位を決めます。
- 不要なデータの削除:不要なアカウントやデータを削除します。
- 必要なデータの整理:必要なデータを整理し、家族と共有する方法を検討します。
- エンディングノートの作成:家族に伝えたい情報をエンディングノートにまとめます。
デジタル終活は、自身の情報を守り、残された家族の負担を軽減するために重要な活動です。元気なうちから少しずつ準備を始めることをお勧めします。
デジタル遺品整理の方法を紹介(シニア向け)
ここでは、デジタル遺品整理の方法を、シニア向けに解説していきます。
ステップ1:まずは「何があるか」を知ることから始めましょう
- デジタル機器を探しましょう:
- ご自宅にあるパソコン、スマートフォン、タブレット、外付けハードディスク、USBメモリなどを探してください。
- もし、どこにあるか分からない場合は、ご家族と一緒に探してみましょう。
- インターネットの記録を探しましょう:
- 亡くなった方が使っていたメールアドレスや、SNS(フェイスブック、ラインなど)のアカウントを思い出してみましょう。
- もし、思い出せない場合は、ご家族に聞いてみたり、郵便物や書類の中に記録がないか探してみましょう。
ステップ2:「大切なもの」と「そうでないもの」を分けましょう
- 大切なもの:
- 写真や動画:家族の思い出が詰まったものは、必ず残しておきましょう。
- 連絡先:友人や知人の連絡先は、後々必要になるかもしれません。
- 重要な書類:デジタル化された保険証書や契約書などは、きちんと保管しましょう。
- そうでないもの:
- 不要なデータ:昔の仕事の書類や、もう使わないアプリなどは削除しても良いでしょう。
- 個人情報:銀行の明細やクレジットカードの情報などは、悪用されないように注意が必要です。
ステップ3:「大切なもの」を安全な場所に保管しましょう
- 写真や動画:
- USBメモリや外付けハードディスクにコピーして、安全な場所に保管しましょう。
- クラウドサービス(グーグルフォトなど)にアップロードして、家族で共有するのも良い方法です。
- 連絡先:
- 紙に印刷して保管するか、スマートフォンやパソコンの連絡帳に登録しましょう。
- 重要な書類:
- 紙に印刷して保管するか、パスワード付きのファイルにしてUSBメモリなどに保管しましょう。
ステップ4:「そうでないもの」を処分しましょう
- 不要なデータ:
- パソコンやスマートフォンから、完全に削除しましょう。
- ゴミ箱を空にするだけでなく、専用のソフトを使ってデータを完全に消去すると、より安心です。
- 個人情報:
- 銀行やクレジットカードの明細などは、シュレッダーにかけるか、細かく裁断して処分しましょう。
- パソコンやスマートフォンを処分する場合は、専門の業者に依頼してデータを完全に消去してもらいましょう。
- インターネットのアカウント:
- 使わないアカウントは、解約手続きを行いましょう。
- もし、解約方法が分からない場合は、各サービスのサポートセンターに問い合わせてみましょう。
ステップ5:「困ったとき」は、いつでも相談してください
- ご家族に相談:
- デジタル機器の操作に自信がない場合は、ご家族に手伝ってもらいましょう。
- 専門業者に相談:
- 遺品整理業者や、デジタル遺品整理の専門業者に相談するのも良いでしょう。
- 専門業者は、データの整理や処分だけでなく、相続に関する相談にも応じてくれます。
- 地域の相談窓口に相談:
- お住まいの地域の消費生活センターや、高齢者相談窓口に相談するのも良いでしょう。
デジタル遺品整理は、焦らずゆっくりと進めることが大切です。一つずつステップを踏んで、大切な思い出を守り、安心して生活できるようにしましょう。
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