【ＮＨＫ・あさイチ】プレミアムトークはルポライターの杉山春さん

NHK・あさイチ
あさイチ『プレミアムトーク』杉山春
ルポライターの杉山春さんとは？
ルポライターの杉山春さんの本
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ＮＨＫ・あさイチは月曜日～金曜日の8時15分から放送中。

6月19日放送のあさイチのプレミアムトークはルポライターの杉山春さんです。

あさイチ『プレミアムトーク』杉山春

ゲストはルポライターの杉山春さん。児童虐待やひきこもりなど、家族の問題を中心に、２０年以上に渡って取材を重ねてきました。いま、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため外出自粛が叫ばれる中、虐待やＤＶなどが増えているのではないかと言われています。さらに、その多くが家庭の中に隠れてしまっているのではないかとも言われています。つらい思いをしているかもしれない子どもたちを支えるために何ができるのか。また、自分自身が気づかないうちに虐待の加害者にならないためにはどうすればいいのか、杉山さんとともに考えます。

『ネグレクト　育児放棄―真奈ちゃんはなぜ死んだか』、『児童虐待から考える』など、杉山さんが著作を書く中で見えてきた虐待する親たちの共通点、それは意外にも、「過剰なまでに社会規範に従おうとする生真面目さ」でした。そして、取材を続ける中で、杉山さんは自分と自分の親との関係にもゆがみがあったことに気づかされたと言います。一体、それはどのような関係だったのか？長年の友人や夫の証言から、歌をこよなく愛すなど、意外な一面も明かされます。

ルポライターの杉山春さんとは？

杉山春（スギヤマ　ハル）さんプロフィール

1958年東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。雑誌編集者を経て、フリーランスのライターに。これまで、子育てや親子問題、あるいは子殺しなどをテーマに取材・執筆をしてきた。著書に、『満州女塾』（新潮社）、『ネグレクト　育児放棄―真奈ちゃんはなぜ死んだか―』（小学館。第十一回小学館ノンフィクション大賞受賞作）などがある。

杉山春さんツィッター

ライターです。『児童虐待から考える　社会は家族に何を強いてきたか』（朝日新書）では、厚木で男児の遺体が発見された事件をルポ、歴史と虐待の問題について考察し、新しい社会的養育ビジョンについても書きました。『ルポ虐待大阪二児置き去り死事件』『ネグレクト』（小学館）『満州女塾』『移民環流』（ともに新潮社）等。

ルポライターの杉山春さんの本

引用：ＮＨＫ　杉山春さんの本

ネグレクト〔小学館文庫〕: 真奈ちゃんはなぜ死んだか

2000年12月10日、愛知県名古屋市近郊のベッドタウンで、3歳になったばかりの女の子が20日近くも段ボールの中に入れられたまま、ほとんど食事も与えられずにミイラのような状態で亡くなった。両親はともに21歳、十代で親になった茶髪の夫婦だった。なぜ、両親は女の子を死に至らしめたのか、女の子はなぜ救い出されなかったのか。3年半を超える取材を通じてその深層に迫った衝撃の事件ルポルタージュ。

ネグレクト〔小学館文庫〕: 真奈ちゃんはなぜ死んだか (小学館文庫す 2-1)

小学館

童虐待から考える社会は家族に何を強いてきたか

子どもを育てられなくなった親たち。
誰が「家族」を壊しているのか?

年間10万件を突破し、今なお児童虐待は増え続けている。
困窮の中で孤立した家族が営む、救いのない生活。
そこで失われていく幼い命を、なぜ私たちの社会は救うことができないのか?

「愛知県武豊町3歳児餓死事件」「大阪2児置き去り死事件」、
そして「厚木男児遺体放置事件」と、数々の児童虐待事件を取材した著者が、
私たちの社会において、家族の「あるべき形」がいかに変わってきたかを追いながら、
悲劇を防ぐ手だてを模索する。

児童虐待から考える社会は家族に何を強いてきたか (朝日新書)

朝日新聞出版

虐待: 大阪二児置き去り死事件

2010年夏、3歳の女児と1歳9カ月の男児の死体が、大阪市内のマンションで発見された。子どもたちは猛暑の中、服を脱ぎ、重なるようにして死んでいた。母親は、風俗店のマットヘルス嬢。子どもを放置して男と遊び回り、その様子をSNSで紹介していた……。なぜ幼い二人は命を落とさなければならなかったのか。それは母親一人の罪なのか。事件の経緯を追いかけ、母親の人生をたどることから、幼児虐待のメカニズムを分析する。現代の奈落に落ちた母子の悲劇をとおして、女性の貧困を問う渾身のルポ