【NHKあさイチ】関美和&ブレイディみかこおすすめ本5選!人生激変の転身理由と最新作まで徹底解説

【NHKあさイチ】関美和&ブレイディみかこおすすめ本5選!人生激変の転身理由と最新作まで徹底解説 【NHK】あさイチ

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NHK・ あさイチは月曜日~金曜日の8時15分から放送中。

NHKの人気番組「あさイチ」の書籍特集や対談で、毎回大きな反響を呼ぶお二人の女性がいます。

数々の世界的ビジネス書を日本のベストセラーへと導いてきたトップ翻訳家の関美和(せき・みわ)さん。そして、イギリスの地べたから現代社会のリアルをユーモアたっぷりに描き出すライター・作家のブレイディみかこさんです。

まったく異なるキャリアを歩んできたように見えるお二人ですが、実は共通して大絶賛する「運命の経済書」があるのをご存知でしょうか?また、関さんが43歳で外資系金融のトップエリートという地位を捨てて未経験の翻訳家へ転身した裏には、ある海外小説との衝撃的な出会いがありました。

📝 この記事でわかること

  • お二人が「あさイチ」等で大絶賛した共通のおすすめ本と、それぞれの代表作・最新作の詳しい内容
  • 関美和さんの詳しい経歴と、43歳で翻訳家へ大胆なキャリアシフトを決意させた「運命の1冊」
  • ブレイディみかこさんの波乱万丈な半生と、人々の心を揺さぶる「地べたの執筆哲学」
  • 最新作『ワイルドサイドをほっつき歩け』の見どころと現代社会へのメッセージ

お二人が言葉に込めた凄まじい熱量と、読んだ後に「世界の見え方がガラリと変わる」名著たちの魅力を、どこよりも詳しお届けします。あなたの一生を変える運命の1冊に出会うために、ぜひ最後までチェックしてみてください!

📺 あさイチ:おすすめ記事・お役たち特集はこちら💖

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ABOUT MEこの記事を書いた人:アオ(Ao) 『あさイチ』番組ナビゲーター

毎日欠かさず放送をチェック!『あさイチ』の有益な情報を分かりやすくナビゲート

毎朝8時15分には必ずテレビの前へ。NHK『あさイチ』を10年以上視聴し、日々の生活に役立つポイントを細かく書き留めることが日課の在宅ライターです。あさイチで紹介された中から特に面白いと感じた情報だけを厳選してまとめています。

💡 この記事があなたのお悩みを解消します!
NHKの番組はスポンサーの影響を受けないため「情報の信頼性が非常に高い」という大きなメリットがあります。その一方で、大人の事情により具体的な商品名やお店の名前が伏せられてしまうことが多く、「自分で調べるのが大変……」と感じたことはありませんか?当ブログでは、そんな視聴者の皆さんの気になる情報を、分かりやすく綺麗に整理してお届けしています。ぜひ毎日の暮らしの参考にしてくださいね!

■記事監修・配信:おひとり様TV編集部

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NHKあさイチの番組で大反響!お二人の共通のおすすめ書籍

【NHKあさイチ】関美和&ブレイディみかこおすすめ本5選!人生激変の転身理由と最新作まで徹底解説

NHKの「あさイチ」で大きな反響を呼び、翻訳家の関美和さんと、ライター・作家のブレイディみかこさんが深く関わる世界的な名著、およびお二人の代表的な書籍の内容を詳しくご紹介します。

💡 お二人の共通のおすすめ(番組で大反響)

父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。

(ヤニス・バルファキス著 / 関美和 訳)

  • 【内容】 ギリシャの元財務大臣が、十代の娘に向けて「なぜこれほど格差があるのか?」「なぜお金が世界を支配しているのか?」を語りかける経済入門書です。
  • 【見どころ】 難しい数式や専門用語は一切出てきません。『ブレードランナー』や『マトリックス』などの映画、あるいはギリシャ神話を例に出しながら、現代の資本主義の本質をミステリー小説のようにスリリングに解き明かします。経済をただの数字ではなく、人間の血が通った「物語」として読める名著です。
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【NHKあさイチ】関美和さんのおすすめ書籍

📚 関美和さんのおすすめ(主なベストセラー翻訳書)

関美和さんは数々の海外ビジネス書やノンフィクションを日本に紹介しているトップ翻訳家です。

1. 『FACTFULNESS(ファクトフルネス)

  • 【内容】 貧困、人口、教育、環境など、私たちは「世界はどんどん悪くなっている」と勘違いしがちです。本書は、最新の統計データをもとに「実は世界は少しずつ良くなっている」という事実を証明します。
  • 【見どころ】 人間が陥りやすい「10の思い込み(分断本能、ネガティブ本能など)」を丁寧に解説。ニュースのドラマチックな報道に惑わされず、世界を正しく、客観的に見るための「羅針盤」となる一冊です。

2. 『アイデアの99% 「1%のひらめき」を形にする3つの力

  • 【内容】 どんなに素晴らしいアイデアを思いついても、実行できなければ価値はありません。本書は、ひらめきをビジネスや作品として「完成(実現)」させるための具体的な行動マネジメント術を説いた本です。
  • 【見どころ】 「組織化と実行」「仲間の力」「リーダーシップ」の3つの要素に着目。クリエイティブな仕事で行き詰まっている人や、プロジェクトを前に進めたいビジネスパーソンに即効性のあるノウハウが詰まっています。
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【NHKあさイチ】ブレイディみかこさんのおすすめ書籍

📝 ブレイディみかこさんのおすすめ(自身の代表作・著書)

イギリス在住のブレイディみかこさんは、市井の人々のリアルな暮らしや社会の仕組みを鋭く、温かい目線で描く作品が人気です。

1. 『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー

  • 【内容】 元気な「元・底辺中学校」に通い始めたイギリス人の父と日本人の母を持つ息子が、人種差別、ジェンダー、格差、貧困などの現代社会のリアルな壁にぶつかりながら成長していくノンフィクションです。
  • 【見どころ】 重いテーマでありながら、親子のユーモアあふれる会話と落としどころが絶妙で、一気に読めます。「自分で誰かの靴を履いてみること(=他者を想像すること)」の大切さを、中学生のピュアな視点から教えてくれる落涙必至の物語です。

2. 『他者の靴を履く

  • 【内容】 上記の著書でもキーワードとなった「エンパシー(=他者の感情や立場を想像する能力)」をさらに深掘りした論考エッセイです。
  • 【見どころ】 「シンパシー(同情・かわいそうと思うこと)」と「エンパシー(知的な理解)」の違いを明確にし、なぜ今の分断された世界にこの力が必要なのかを解説。一筋縄ではいかない現代を生き抜くための「心の知性」を鍛えられます。

3. 『それはどこでも起こり得る 壊れゆく世界への抵抗

  • 【内容】 イギリスをはじめとする西洋社会でいま飛び交っている「新しい政治・社会用語」を切り口に、現代社会の歪みを解剖する一冊です。
  • 【見どころ】 為政者が説明責任を逃れる「責任格差」や、貧困層が身の程を知るよう呪われる「階級の天井」など、不穏なキーワードが並びます。「イギリスの現状は、決して他人事ではなく、すぐにでも日本に起こり得ることだ」と強い警鐘を鳴らしています。
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【NHKあさイチ】プレミアムトーク『関美和さん』

引用:あさイチ プレミアムトーク 関美和

引用:あさイチ プレミアムトーク 関美和

NHK「あさイチ」への出演でも話題を呼んだ、翻訳家・投資家である関美和(せき・みわ)さんの詳しいプロフィールと経歴をご紹介します。

👤 関美和さんの基本プロフィール

  • 氏名:関 美和(せき みわ)
  • 生年月:1965年2月生まれ
  • 現在の主な肩書:翻訳家、MPower Partners ゼネラル・パートナー、杏林大学外国語学部准教授
  • その他の要職:大和ハウス工業株式会社 社外取締役、株式会社ネクセラ・ファーマ 社外取締役、柳井正財団理事、アジア女子大学(バングラデシュ)支援財団理事など

🎓 学歴と華麗な金融キャリア(翻訳家になるまで)

関美和さんは、翻訳家になる前は外資系金融の第一線で「ファンドマネージャー」などとして活躍していた、異色の経歴の持ち主です。

  • 慶應義塾大学を卒業:慶應義塾大学の文学部、および法学部を卒業されています(異なる2つの学部を卒業されています)。
  • 大手企業・外資系金融へ:大学卒業後、電通、スミス・バーニー(証券会社)に勤務。
  • ハーバードでMBA取得:その後、アメリカの名門ハーバード・ビジネス・スクールへ留学し、MBA(経営学修士)を取得しました。
  • 投資顧問の東京支店長に:帰国後は、米モルガン・スタンレー投資銀行を経て、米クレイ・フィンレイ投資顧問の東京支店長を務めるなど、金融界のトップエリートとして活躍しました。

🔄 43歳での「キャリアシフト」と翻訳家への転身

順風満帆に見えた金融のキャリアですが、43歳のときに大きな転機が訪れます。

  • ゼロからの再出発:43歳のときに「一生続けられる仕事を」と考え、それまでの高収入な投資顧問会社の支店長職を退職。未経験から翻訳の勉強を始めました。
  • 数々のメガヒットを連発:金融・ビジネスの最前線にいた強みを活かし、海外の優れたビジネス書やノンフィクションを次々と翻訳。日本で100万部を超えた『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』や、起業家のバイブル『ゼロ・トゥ・ワン』、そしてブレイディみかこさんも絶賛した『父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。』など、時代のトレンドとなる数々のベストセラーを日本に仕掛けました。

🚀 現在の活動:日本初の「ESG重視型」ファンドを設立

翻訳家として確固たる地位を築いた後も、関さんの挑戦は止まりません。

  • ベンチャーキャピタルの創業:2021年5月、元ゴールドマン・サックス証券副会長のキャシー・松井氏、元経済協力開発機構(OECD)東京センター所長の村上由美子氏とともに、日本初となるESG(環境・社会・ガバナンス)重視型のグローバル・ベンチャーキャピタル・ファンド「MPower Partners(エムパワー・パートナーズ)」を共同設立しました。
  • 女性活躍・社会変革への貢献:特に日本のスタートアップ界における「ジェンダーギャップの解消(女性起業家や女性投資家を増やすこと)」に力を注いでおり、様々な企業の社外取締役や財団の理事を務めるなど、多方面から日本の社会変革をリードしています。

※本プロフィール情報は、Wikipediaおよび各種インタビュー(日経BP、VERY、慶應義塾大学三田評論など)の公開情報に基づき構成しています。

🧠 なぜ翻訳家に転身したのか?(キャリアシフトの深い理由)

外資系金融機関の東京支店長という、誰もが羨む地位と高収入を43歳で手放した関美和さん。その決断の裏には、表面的なキャリアアップではない、人生を見据えた深い理由がありました。

  • 「50歳を過ぎても、誰かに必要とされる人間でありたい」という危機感
    外資系金融の世界は、若さと圧倒的な体力が武器になる場所です。関さんは40代に入った頃、「このまま50代、60代になったとき、自分は金融界で本当に必要とされ続けるだろうか?」という強い危機感を抱くようになりました。「組織の看板に頼らず、一生自分の腕一本で続けられ、年齢を重ねるほど熟練していける仕事」を探した結果、行き着いたのが「翻訳」でした。
  • シングルマザーとしての現実的な選択
    当時、関さんは離婚を経て2人のお子さんを育てるシングルマザーでした。外資系金融の激務のままでは、子どもたちとの時間を十分に確保できません。「自宅で仕事ができて、子どもの成長を見守りながら、かつプロとして自立できる仕事」という条件を満たすため、あえて1年半の無職期間(翻訳学校への通学期間)を覚悟してキャリアを断捨離したのです。
  • 「海外の素晴らしい知見を日本に届けたい」という社会的使命
    ハーバード留学や外資系企業での経験を通じて、関さんは「海外には日本を変えるような面白いアイデアや経営思想が溢れているのに、言語の壁のせいで日本に届いていない」と痛感していました。自分がその架け橋になることで、日本のビジネス界や社会を活性化させたいという強い思いが原動力になりました。

📖 翻訳にかける思い(圧倒的な「読者体験の向上」へのこだわり)

関美和さんが手がけた訳書(『FACTFULNESS』や『父が娘に語る~』など)は、どれも「海外のビジネス書とは思えないほどスラスラ読める」と大絶賛されています。そこには、関さん独自の「読者体験(UX)」への凄まじいこだわりがあります。

✨ 関美和流・読者体験を高める3つの翻訳極意

  1. 「英語の直訳」ではなく、日本語の「物語」を作る
    英文の文法通りに訳すと、どうしても日本語として不自然で硬い文章になってしまいます。関さんは、一度英語を自分の中に完璧に取り込んだ後、日本の読者が一番スムーズに理解できる「日本語の文章(ストーリー)」として一から組み立て直します。
  2. 一文を短く、極限まで「ノイズ」を削ぎ落とす
    読者が途中でページを閉じてしまう原因は、文章が長くて意味が分からなくなる「引っかかり(ノイズ)」です。関さんは1つの文章をできるだけ短く区切り、難しい専門用語は一般的な言葉に置き換えます。読者がストレスなく、ジェットコースターに乗っているように一気に読める読書体験を追求しています。
  3. ターゲット読者の「リアルな顔」を思い浮かべて訳す
    例えば『父が娘に語る〜』を訳す際には、「自分の娘やその世代の若者が読んだときに、本当に面白いと思ってくれるか?」を常に意識したといいます。ターゲット層が普段使っている言葉のニュアンスを取り入れることで、読者の心に真っ直ぐ刺さる訳文が生まれています。

関美和さんにとって翻訳とは、単なる「言葉の置き換え」ではありません。「著者が本当に伝えたかった熱量を、日本の読者に最高の形で体験してもらうためのクリエイティブな仕事」なのです。この徹底した読者ファーストの姿勢こそが、彼女をトップ翻訳家へと押し上げた最大の理由と言えます。

⚡ 翻訳家への転身を決意させた運命の1冊

関美和さんが「どうしても自分の手で翻訳したい、これを機に翻訳家になりたい」と心から熱望するきっかけとなったのは、イギリスの作家アリソン・ピアソン(Allison Pearson)による海外小説でした。

📖 翻訳家への転身のきっかけとなった本

原題:I Don’t Know How She Does It: The Life of Kate Reddy, Working Mother(※ハードカバーおよびペーパーバックで世界的に出版。日本での邦題は『ケイト・レディは負け犬じゃない』)
邦題:ケイト・レディは負け犬じゃない』)

  • 著者:アリソン・ピアソン(Allison Pearson)
  • 翻訳:亀井 よし子
  • 出版社:ソニー・マガジンズ(2004年刊行)
  • 【どんな物語?】
    主人公は、グローバル展開する投資顧問会社でファンドマネージャーとしてバリバリ働きながら、2人の幼い子どもを育てる35歳の女性ケイト。出張帰りに汚れた部屋やたまった洗濯物に追われ、頼りない夫に当たり散らし、会社では男性ライバルや独身女性からの容赦ない視線に晒され、学校では専業主婦の母親たちから批判の目を向けられる……という、仕事と家庭の限界ギリショクな大ドタバタ劇をコミカルかつリアルに描いた作品です。

🎯 「これは私の生活を盗み見している!」という衝撃

当時、関さん自身も外資系金融機関でファンドマネージャー(のちに東京支店長)として激務をこなしながら、2人の子どもを育てるシングルマザーでした。友人からこの原書を贈られて読んだ際、あまりにも自分の境遇や葛藤、罪悪感とシンクロしており、「まるで私の生活をどこかで盗み見して書いているのではないか」と震えるほどの衝撃を受けたといいます。

夜通し夢中になり、暗記するほど何度も読み返すうちに、関さんの中で「この切実で愛おしい物語を、同じように悩む日本の働く母親たちへ、どうしても自分の言葉で翻訳して届けたい!」という強烈な欲望が生まれました。これが、金融界のエリートロードを捨てて翻訳の道へ進む、すべての始まりとなったのです。

※なお、関さんが「どうしても訳したい」と日本の出版社に企画を持ち込んだ際、残念ながら既に別の翻訳者による出版(『ケイト・レディは負け犬じゃない』)が決まっており、関さん自身のデビュー作にすることは叶いませんでした。しかし、この本が点火した翻訳への情熱は消えず、その後、地道に実績を積み上げてトップ翻訳家へと上り詰めることになります。

【NHKあさイチ】 ブレイディみかこさんのプロフィールと執筆への熱い思い

ブレイディみかこさん

ブレイディみかこさん

NHK「あさイチ」でも関美和さんと並んで大きな注目を集めたブレイディみかこさん。イギリスのリアルな格差や社会問題を、圧倒的なユーモアと温かい視点で描き出す彼女は、一体どのような人物なのでしょうか。

👤 ブレイディみかこさんの基本プロフィール

  • 氏名:ブレイディ みかこ
  • 生年:1965年生まれ(福岡県福岡市出身)
  • 現在の主な肩書:ライター、コラムニスト、作家
  • 受賞歴:『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』で第2回Yahoo!ニュース|本屋大賞 ノンフィクション本大賞、毎日出版文化賞(特別賞)など多数受賞。

🎸 ロックに憧れて渡英:ライターになるまでの波乱万丈な経歴

ブレイディみかこさんの文章に宿る圧倒的なリアリティと力強さは、彼女自身が歩んできたタフな人生経験から生まれています。

  • 福岡の「自称・底辺高校」から始まった文学と音楽への傾倒:県立の工業高校(当時は女子生徒が極めて少ない環境)に進学。そこでパンクロックや労働者階級の文化に魅了され、自らも「持たざる者」としての視点を養います。
  • 数万円を握りしめてイギリスへ:1996年からイギリスのブライトンに在住。最初はわずかな資金だけを持って渡英し、現地でアイルランド出身の夫(大型トラックの運転手)と出会います。
  • 無料託児所で保育士として働く:イギリスで子育てをしながら、現地の困窮家庭や移民が集まる「無料託児所」で保育士として長年勤務しました。このときに最前線で目撃した「イギリスの緊縮財政によるコミュニティの崩壊」や「人種・格差のリアル」が、彼女の文筆活動の原点となっています。

📝 執筆にかける思い:なぜ彼女の文章は人々の心を揺さぶるのか?

ブレイディみかこさんの作品は、単なる社会批評や海外レポートではありません。彼女がペンを握る背景には、明確な3つの「執筆への思い」があります。

✨ ブレイディみかこ流・言葉を届ける3つの執筆哲学

  1. 「上からの正論」ではなく、「地面(底辺)の視点」で書く
    政治家や知識人が語る高尚な社会論ではなく、スーパーのレジで起きる揉め事、パブでの会話、学校の制服が買えない家庭の事情など、徹底的に「生活の現場」から社会を見つめます。彼女は「私は知識人としてではなく、地べたから世界を見ている」と語り、だからこそ誰の心にも刺さる生々しい言葉が生まれます。
  2. 分断を乗り越えるための「エンパシー(他者の靴を履く力)」を伝える
    彼女の作品を貫く最大のテーマが「エンパシー」です。これは単なる「かわいそうという同情(シンパシー)」ではなく、「自分と全く違う考えや立場にいる人が、なぜそう考えるのかを”知的”に想像する能力」のこと。他者を簡単に排除(キャンセル)しがちな現代社会において、この能力こそが世界を壊さないための最後の砦であるという強い信念を込めて執筆しています。
  3. 深刻な現実こそ「ユーモア」と「パンク精神」で笑い飛ばす
    貧困や差別といった重いテーマを扱いながらも、彼女の文章にはいつもカラッとした笑いと、既存の権威を小気味よく批判する「ロック/パンク精神」があります。どんなに理不尽な状況でも「シリアスになりすぎず、ユーモアを武器に抵抗する」という姿勢が、読者に暗い気持ちではなく、前に進むエンパワーメント(元気)を与えています。
関美和さんが「海外の知見を最高の日本語(物語)にして届ける翻訳家」であるならば、ブレイディみかこさんは「世界の不都合な真実を、地べたのユーモアに変えて届ける作家」と言えます。全く異なるキャリアを歩んできたお二人が、あさイチの場で、そして名著『父が娘に語る経済の話。』を巡って深く共鳴した理由は、形は違えど「言葉を使って、読者の世界の見方をガラリと変えたい」という熱い情熱が共通していたからに他なりません。

ワイルドサイドをほっつき歩け: ハマータウンのおっさんたち

ブレイディみかこさんの著書の中でも、特にユーモアと人間味が炸裂している名著『ワイルドサイドをほっつき歩け: ハマータウンのおっさんたち』をご紹介します。

📗 書籍の概要

  • 【内容】
    イギリスの元労働者の街(ハマータウン)に暮らす、中高年の白人労働者階級の男たち(=おっさんたち)のリアルな日常を描いたノンフィクション・エッセイです。彼らは一見、頑固で、粗野で、政治的には保守的(EU離脱派など)であり、現代の「多様性(ポリティカル・コレクトネス)」のトレンドからは最も遠い場所にいるように見えます。しかし、彼らの生活に深く入り込んでみると、そこには言葉にできないほどの優しさや、独自の生きる知恵、そして切実な哀愁が溢れていました。

🎯 ここが見どころ!社会の「分断」を笑いと愛で溶かす傑作

本書は、現代社会が抱える重いテーマを、極上のエンターテインメントとして描き切っています。

  • 排他されてきた「おっさんたち」への温かい眼差し
    現代のメディアでは「古い価値観にしがみつく厄介な存在」として片付けられがちな彼らですが、ブレイディさんは彼らを決して突き放しません。失職や病気、孤独に怯えながらも、パブでくだらない冗談を言い合い、困っている隣人がいれば真っ先に手を差し伸べる。そんな「地べたの優しさ」をユーモアたっぷりに活写しています。
  • タイトルに込められた「パンク精神」
    タイトルの『ワイルドサイドをほっつき歩け』は、伝説のロックミュージシャン、ルー・リードの名曲『Walk on the Wild Side(ワイルド・サイドを歩け)』へのオマージュです。綺麗で安全な「まともな側」ではなく、泥臭くて混沌とした「野生の側」を、背筋を伸ばしてふらふらと生きるおっさんたちの姿は、最高にパンクで格好良く映ります。
  • これぞ「エンパシー(他者の靴を履く)」の究極の形
    「自分とは全く違う政治的意見を持つ人」や「一見理解できない人」と、私たちはどう関わるべきなのか。ブレイディさんは、おっさんたちと同じ空間でビールを飲み、言葉を交わすことで、その答えを背中で示してくれます。正論で相手を論破するのではなく、ユーモアとリスペクトを持って相手の懐に飛び込むことの大切さを教えてくれる一冊です。
著者の代表作『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』が「子どもの視点」から社会の多様性を描いた作品だとすれば、本作は「人生の酸いも甘いも噛み分けたおっさんたちの視点」から社会のリアルを切り取った、姉妹作とも言える傑作です。読めば必ず、不器用だけど愛すべきおっさんたちのファンになってしまうはずです。

【まとめ】言葉の力で世界の見方を変えてみませんか?

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NHK「あさイチ」でも大きな話題を呼んだ、翻訳家の関美和さんと、作家のブレイディみかこさん。一見、まったく異なるキャリアを歩んできたように見えるお二人ですが、その根底にある情熱には深い共通点があります。

🤝 お二人に共通する「言葉」への強い信念

  • 徹底した読者・生活者目線:関さんは「日本の読者のために極限までノイズを削った美しい日本語」を追求し、ブレイディさんは「地べたの生活者の視点から社会のリアル」を紡ぎ出します。
  • 世界を正しく見るための道具(視点)を届ける:格差、分断、思い込みといった現代の難しい課題に対して、お二人は「経済学の物語」「データ(ファクト)」「エンパシー(他者の靴を履く力)」という、私たちが武器にできる新しい視点を提示してくれます。

今回ご紹介した5冊の本は、どれもページをめくる前と後で、「世界の見え方がガラリと変わる」ような強烈な体験を与えてくれる名著ばかりです。

📚 今回ご紹介したおすすめ書籍一覧

  • 💡 共通の推薦書:『父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。』
  • 📚 関美和さん訳書:『FACTFULNESS』/『アイデアの99%』
  • 📝 ブレイディみかこさん著書:『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』/『他者の靴を履く』/『それはどこでも起こり得る』/『ワイルドサイドをほっつき歩け』
「最近、じっくり本を読んでいないな」「変化の激しい時代を生き抜くヒントが欲しい」と感じている方は、ぜひ気になる一冊を手に取ってみてください。お二人が言葉に込めた熱量が、あなたの日常にきっと新しい風を吹き込んでくれるはずです。

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当ブログ「おひとり様TV」では、今回のビートボックス特集のほかにも、NHK『あさイチ』で紹介された日々の暮らしに今すぐ役立つ神レシピや健康セルフケアの裏ワザを、分かりやすく綺麗に整理して発信しています。ぜひ合わせてチェックしてみてくださいね!

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